

「モーターサイクル・ダイアリーズ」特典を観て
まずウォルター・サレス監督、凄くハンサムなのでびっくり。「セントラル・ステーション」をまだ観てない(観れない)のが悔しい、是非観たいものです。
当たり前かも知れないけどサレス監督自身もゲバラとその著書が好きだったというのがうれしい。
ガエル・ガルシア・ベルナル。いつもそうですが、とにかく屈託ない笑顔で可愛い人なのだ。中南米のブラッド・ピットと言われてますが、と言うインタビュアーに驚いてた。魅力の質が全然違うし、作品も全く違うよな。でもまあこういう言い方はいつもの事なんで目くじらを立てる必要もなし。ガエルも失笑してただけです。
日本の皆さんへの挨拶では日本語を披露。挨拶の他に「ちょーかっこいい」とか言ってる。きっと言われたんだな。
ガエルもやっぱりチェ・ゲバラには感銘を受けていた、ということ。サレス監督の話に戻るけど彼のゲバラの映画を撮っている、といったらみんな協力してくれるらしい。本当の英雄なのだなあ。
ロバート・レッドフォード。この南米映画のプロデューサーがバリバリのUSA俳優&監督のロバート・レッドフォードなんてね。今の人はさほど驚かないんだろうけど、私達世代には二枚目俳優っていったらレッドフォードだった。私にとっては「明日に向かって撃て!」かな。後「スティング」と「華麗なるギャッツビー」だあ。
ゲバラの家族が映画を気にいってくれてほっとしたらしい。インタビュアーが「カストロ議長も試写を観たそうですね」と言うのに答えて」「噂を何でも信じちゃだめだよ。しかも僕がカストロとスキューバダイビングをしたとか(笑)」スゲエ噂だ。でもホントにカストロ議長とは試写が終わった後出会ったらしい。やはり彼としてはゲバラの映画は気になったらしい。でもゲバラの奥さんが怖くて逃げたそうな、ほんとかな。
アメリカ人のレッドフォードがアメリカにとって敵のようなチェ・ゲバラの伝記映画を作るなんて難しいのでは、という問い(そんな言い方じゃなかったけど)には確かに政治がらみの映画を撮るときは細心の注意が必要だけど出資者はすぐ集まったらしい。そのくらいチェ・ゲバラは人気があるんだって。なるほど。
ゲバラの友人、アルベルト・グラナード。小柄でとても可愛らしい(失礼ですが)雰囲気のある方です。映画のイメージがぴったりですね。
ゲバラより6歳くらい年上なんですが彼の凄さをちゃんと感じ取っているのが凄い。グラナードの著書「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」は読みやすくて彼への尊敬と好意が溢れていて素晴らしいものです。
「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」もう一枚の特典映像。ノートン500のレプリカに乗ったセルナとベルナルが本当のグラナードに会いに行くというものだ。今は年とった彼をバイクに乗せ映画の話をする。とても興味深く質問するグラナードさんとベルナルたちの会話が楽しい。
ゲバラとグラナードが南米縦断の旅に出た時、ゲバラの母親だけが二人が完走すると信じていたと言う。他の者はみな挫折して帰ってくると思ってたのだ。自分たちがどんなに頑固かみんな知らなかったんだ、とグラナードは笑う。