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2006年10月16日

「サラ、いつわりの祈り」アーシア・アルジェント

サラ.jpg

昨日観た「そして、一粒のひかり」とこの「サラ、いつわりの祈り」は偶然同時に送られてきたのだ(レンタルとして)
なんだかタイトルの語呂が似ていてどっちがどっちかわかんなくなってしまっていたのだが観てしまうとまた妙に繋がっているようでもあっておかしい。
つまりはコロンビアのマリアが命がけで運んできた麻薬をアメリカのサラが命がけで使用していると。

といっても実は「サラ」の方は映画になると知らない内に原作を読んでいて映画化がかなり気になってはいたのだった。
比較してしまえば、全然違う作品になってしまったみたいだがむしろそれでよかったような気がする。
というより原作ではジェレマイア主体だったのが映画ではサラの方が主体になっていて私は意外にもこちらの方が気に入ってしまったのであった。
それはアーシア・アルジェント(って初めて認識したのだけど)が監督・脚本・主演なのだから当然の成り行きだったのかもしれないが、どうしようもない駄目母親を見せ付けられ、少年ジェレマイアに感情移入しつつ恐怖に怯えながら観始め次第に彼と同じようにサラとの放浪の旅に連れ出されてしまったのだった。

荒くれた画面といい、構成といい、ざらざらして気持ち悪く吐き気のする堕落した救いようのない物語であること全てが心地いい映画なのであった。

ピーター・フォンダ。イージーライダーのあなたがこんな堕落したお姿に。あんまりおかしくて吹いちゃいました。ジョークきついなあ。

今日は時間がなくてここまでだけど明日またちょっと書くかも。

監督・脚本・出演 : アーシア・アルジェント 原作: J.T.リロイ

出演 : アーシア・アルジェント(サラ)
   ジミー・ベネット(幼年時代のジェレマイア) 
   ディラン&コール・スプラウス(少年時代のジェレマイア)
   ピーター・フォンダ(祖父)  
   オルネラ・ムーティ(祖母)
   ウィノナ・ライダー(精神科医)うわー
   マイケル・ピット(バディ)
   ジョン・ロビンソン(アーロン)
   マリリン・マンソン(ジャクソン)(びっくり!この役をこの人が) 
2004年アメリカ

追記:なにしろ J.T.リロイ自身が作られた人物だったつまり虐待を受ける少年が書いたものと思われた小説の作者が女性だったという衝撃の事実。ということなのだが、ここで書いてるのはアーシア・アルジェントという女性監督の作品についてなので別段問題あるまい。
記事にも書いてるが小説では少年の目を通して描かれた世界だが、映画では母親の方に比重がおかれている。そこが面白い、と思ったわけだし。
タイトル自体が「いつわりの」だしね。


ラベル:家族
posted by フェイユイ at 23:42| Comment(0) | TrackBack(2) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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