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2006年11月26日

「サイレント・ヒル」クリストフ・ガンズ

サイレントヒル.jpg
(ゲームのですね、これは)

こういうメジャーな映画を観る事はあまりないのだが(と言っても差し障りないかな)監督が「ジェヴォーダンの獣」の彼だと知り、興味がわいた。

結果、大変面白く観た。有名なゲーム・シリーズを映画化したものということで人気のほどは、と思ったがネット上を見ている限り評判がいいようだ。ゲームの愛好者にも高評価だったというのは凄いことかもしれない。

私自身はこのゲームどころかゲーム自体をしない者ではある。が、それでも映像がいかにもゲーム的展開をしていくのを感じたしそれはむしろ面白い体験であった。
少し前、小さなお化け屋敷に入ったことがあった。団体で行ったのだがその時連れがいず、一人で入ってみたのだ。
この映画自体がその時の体験とほぼ似たような雰囲気に感じたのだ。恐怖を演出すると自然同じモノになるのだろう。
薄暗がり、時折点滅する光、カンカンカンと響き渡る金属音、狭い廊下を通り部屋から部屋へ渡っていく。いきなり現れる怪物(暗闇の中で一人いきなり目の前に怪物が現れたら!顔がひきつった)などを思い切り堪能し心臓が縮み上がった。
そういう体験を思い出しつつ映画も楽しんだ。
娯楽映画として充分な演出をしていると思う。何か奥に深い意味があるとかは私には判らなかった(笑)もしあるのなら知りたいものだ。

ここでは大変楽しんでこの映画の特徴を挙げていってみよう(好きな特徴と言う事ではない)

まず、画面がホラー的に処理され美しい。
今ではもうこういう処理がされない映画はメジャーではないような。細かく降ってくる灰も薄暗い街も雰囲気がある。いつも思うけどカンカン照りだとかリゾートではホラーは駄目なのかな。

怖い体験をするのは母娘。
「ダーク・ウォーター」もそうだったけどやはり男がキャーキャー言うより女性の悲鳴を聞きたいわけだ。
昔は若い女性だったけど、今はマザコンとロリコンが観てるということかな。

なので男は役立たず。
男の人、すみません。巻き込まれたのも婦人警官だったし。男は活躍の場がない。しかしあの女性警官、気の毒だった。

あまり怖くない。
私は怖い話が好きなくせにホラー映画は苦手(笑)なのにあまり怖くない。出て来る「怖いもの」もそんなに怖くない。

残酷でもない。
残酷モノはかなり苦手だが、許容範囲。ということは凄いホラー&スプラッタを求めてる人には駄目かも。
観終わっても思い出して怖いとかもない。

児童虐待、いじめ問題、宗教など現代の問題点が織り込まれている。
ので判りやすい。受けやすい。入り込みやすい、ということである。

などなど。
あえてなにか言い出すならサイレントヒルへ行った3人は生きているのかな、ということである。
女性警官がバイクで転んで気を失っていたとか、夫への電話がうまく通じない、とかなんとなくもうこの世にいないような気にもさせる。
まあそういう勘ぐりもお楽しみの一つということで。

監督:クリストフ・ガンズ  出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー、キム・コーツ、ターニャ・アレン、アリス・クリーグ、ジョデル・フェルランド
2006年カナダ・フランス合作(監督がフランス人なのでカテゴリは欧州に)



posted by フェイユイ at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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