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2007年03月09日

「ハードキャンディ」デイヴィッド・スレイド

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この映画に騙されてはいけない。一見美少女がロリコン男を手厳しく罰していく復讐劇のように見えるのだが(事実苛めているのだが)それはあくまで一般大衆を安心させる偽装にすぎないのだ。

男にとって怖い映画だの男の敵などと言っている男性批評家がいるけどきっとそういう人はロリコンじゃない真っ当なお方なんだろう(じゃ私はロリコンか?)ロリコン男特にロリコンマゾならこの映画はたまらない作品に違いないのだ。ああ、俺もいたぶられたい、美少女に!ということだ。
大体、美少女が大人の男を最初から最後まで散々に酷い目にあわせる、というような映画をなぜ男が作るのか。監督はか弱い少女をロリコン男から守る正義の味方か。ロリコン男に制裁を加え反省を促したのか。違う。
それはこの映画がまさにロリコン男しかもロリコンマゾの為に作られたからなのだ。

主人公のロリコン男はよくある美少女を襲い、いたぶり強姦殺害願望のタイプではないのだ。彼の願望は美少女にいたぶられる事。だからこそ単なる美少女では駄目でネットでもサディスティックな傾向の持ち主を探していたに違いない。
美少女に縛り上げ散々にいたぶり言葉攻めやられ放題、メインは去勢プレイを心ゆくまで堪能できる。しかもちゃーんとタマタマは残されていて最後まで欲望を持っていられる。

表向き復讐サスペンスもの的と思えるように大変巧妙に作り込まれていてつい騙されてしまうのだがだからと言って真面目にロリコン男の心理を描いただとか、ロリコン男への復讐をどうすればいいかというような社会派映画では金輪際ない。
ロリコンマゾを満足させるべく映画を撮りたくてもそれでは公にできない。一応、ロリコン男を制裁しているかのように巧妙に取り繕い判るやつだけにわかるロリコンマゾの天国、それがこの美少女去勢の部屋ではないか。そういえばこの男、少女に去勢されると知って妙に恍惚としてはいないか。

実をいえば私はロリコンマゾだとか去勢プレイだとかいう発想と言葉があるとは思わず「そうとしか思えないけどそんな奴いるのかな?」と首をひねったのだった。こういう時は便利なネット検索。そしたらちゃーんといるのだねーそういう方たちが。
去勢プレイなんて自分で考えて「まさかそんなことして喜ぶ男がいるか?」と思ったけど、いた。うーん、いつも男はミステリアスだ。たった一つ(ふたつ?)しかないタマタマを美少女に切り取って欲しいという不可思議な願望。それがなくなれば美少女を犯すこともできなくなるのに何故???さすがにわからない。

その暗示は冒頭のチャット画面ですでに示されていることにお気づき願いたい。
美少女のハンドルネームは「鞭少女」まさに女王様ではないか。しかも男は少女の脚にひれ伏し「女王様」と呼ぶ。この時から彼らのプレイは始まった。

この主人公、なんという幸せな男だろう!たっぷりと時間をかけて美少女の手でいたぶられ去勢される甘美な恐怖を味わい、心ゆくまで言葉でいじめられた。
最後は天国に行くというオチまでついた。
だから、この映画に対しどちらが真実か、だとかこの少女は何者だとか考える必要はないよ。
彼らはプレイしただけなのさ。

世界中からオファーが殺到したらしいけど勿論注文した人は意味がわかっているはずだね。

監督:デイヴィッド・スレイド  出演:パトリック・ウィルソン 、 エレン・ペイジ
2005年アメリカ

主人公のロリコン男は「エンジェルス・イン・アメリカ」にモルモン教徒のジョー役で出演していた。
しっかしこのロリコン男、ハンサムすぎない?やっぱ肩入れしてるよね。嫌いだと絶対ブサイク使うもん。


posted by フェイユイ at 22:10| Comment(2) | TrackBack(2) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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