映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年05月31日

「レイヤー・ケーキ」マシュー・ヴォーン

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前にも何度となく書いたと思うんだけど、私はどうしてもこういう暗黒街みたいな話が嫌いではないつもりなのにすんなり頭に入ってこない。
だもんで「インファナル・アフェア」も随分苦労してやっと理解したという人間なのだが、今回も麻薬ビジネスストーリーということで1度目は苦悩した。というより「007/カジノ・ロワイヤル」を観たばかりなのでダニエル・クレイグ演じる「名なしの男」のキャラクターがいまいち掴めず混乱したのかもしれない。なんだかシリアスにかっこつけていて事実切れ者という設定なのに且つ臆病で銃が苦手でナイスバディガールに弱いというのが上手く消化できなかったのだ。
2度目を観て007が遠ざかり「レイヤーケーキ」のダニエルがよく見えるようになった。
名前がない男(名前を教えない男というべきか)である主人公はビジネスとして麻薬取引を行っているのだが、銃は苦手で暴力は振るわない。冷酷でもないがオチャラケてもいない「普通の男」といったタイプをダニエルが渋く演じているのがわかってきた。

監督のマシュー・ヴォーンは「ミーン・マシーン」「スナッチ」「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 」などのプロデューサーをやってきて本作が初の監督作品ということらしいのだが、前述の映画に比べるとシリアスで固い雰囲気である。
表向きの不動産賃貸業を真面目に勤めながら、裏稼業で麻薬売買も成功し、稼いだ状態で足を洗おうと考える若い男が裏社会の奥に引っ張り込まれたことから次第にヤバいことになっていく。
という話なのだが、私としてはもう少し表の稼業を見せて普段の善良な顔と裏での悪の顔を両方見せて欲しかった気がする。勿論、友達や好きになる女性の比較なども。
そうしてやはり表に戻ろうとした時、バーンと言う結末になる、というほうが判りやすかったと思うのだが、結構評価もされているようなのでこういう語り口が好きな人も多いのだろうか。
ダニエルが好きで観てるのにこう言ってはなんだが、かっこいいダニエルがやるよりもっとかっこ悪い男がやった方がリアルで面白かったような気もするし。普通の若造か、普通のオジサンみたいな人。それじゃ観客は減るだろうけど。
表の顔をもっと出していた方が最後の台詞も決まると思うのだが。

とはいえ、ダニエル・クレイグ目当てで観るならなかなかに見ごたえあるものではあった。
白い布団の中でごろごろしてたり、殺人を犯して苦悩していたり、最後の撃たれて死んでいくダニエルも色っぽくて実によいのだった。
ナイスバディガールともう少しでいいところ、ってとこで悪い奴に浚われてしまうのも、うれしい場面。
スーツ姿もよいけれど、ピッタリしたTシャツがそそるダニエルなのである。
殴られて血だらけの顔で、ジーン、モーティと並んで酒を飲んでる場面もステキ。
相変わらずある青い目のアップとジーンズをはいた引き締まった臀部がたまらなく魅力的なのであった。

ところでジーン役のコルム・ミーニイみたいな顔を見ると凄く愉快になる。

監督:マシュー・ヴォーン 出演:ダニエル・クレイグ 、コルム・ミーニイ 、ケネス・クラナム 、ジョージ・ハリス 、ジェイミー・フォアマン 、シエナ・ミラー
2004年イギリス




posted by フェイユイ at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ダニエル・クレイグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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