映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年08月13日

「聖なる狂気」フィリップ・リドリー

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こういうの観ると同じストーリーでも違う方向から作ると面白くなるのかもしれないのにな、と思ってしまう。

森の中に住む美しいキャリーの元に行き倒れになった若い男ダークリーが運ばれてきた。
彼は特殊な宗教感をもつ両親に育てられたらしい。性的魅力溢れるキャリーに惹かれながらもそれを表現できないでいた。
そんな何日かを過ごしている内に、キャリーの恋人であるクレイが戻ってきた。それでもキャリーはリーを家族として受け入れようとするのだが、リーの心は嫉妬で歪んで行き、キャリーを魔女だと思うようになる。

面白いと思う人も割りといるようなんで、何か変わるのか?と期待しつつ観ていったのにそのまま終わってしまったよ。
話すことができないクレイを演じたヴィゴ・モーテンセン、最後に凄まじい狂気を爆発させるブレンダン・フレイザー、色っぽいアシュレイ・ジャド、友達役のローレン・ディーンも悪くないのに物語が陳腐でつまらない。

宗教=抑圧された性、美しい女=魔女、といった常套句に辟易させられるのだ。
山岸凉子さんがマンガで描いてくれたらそれでも面白く見れたかもしれないが。
全然話は違うのだが何となく彼女の「負の暗示」を思い出してしまったのだった。特に最後の辺り。と言っても「負の暗示」のようには面白くないのだが。

ブレンダン・フレイザーはなにせ「青春の輝き」でしか知らないのだが、何故かあの映画と妙にかぶる感じもあってちょっと不気味。宗教的な雰囲気があるのだろうか。

湖に銀色の靴が流れていくという思わせぶりな映像があるのだがやはり幻想性貧困としか思えない。
深読みしたくても何も感じられない映画であった。

監督:フィリップ・リドリー 出演:ブレンダン・フレイザー アシュレイ・ジャド ヴィゴ・モーテンセン ローレン・ディーン
1995年ドイツ/イギリス


posted by フェイユイ at 23:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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