映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年02月21日

『親指さがし』熊澤尚人

親指さがし.jpg親指さがし2.jpg

えと。好きになった人のことをいうのは凄く恥ずかしいんですが、ここで隠すってこともアレなんで告白してしまうと、最近突然(ていうここんとこ凄い人気なんで不思議でもないですが)松山ケンイチがどうしても気になって、つまり好きになってしまったんですね。
で、無論役者さんですから映画を観ればよいのですが、正直言って観たいと思える作品がない。趣味の範囲内ではないのです。
先日観た『デスノート』は借りて観れる中でもまあ一番かな、と思って観たんですが、これはさすがに噂どおりよかったです。
その後っていうのに苦渋を飲んだんですが、2番目にこれといったらこれでした。(できるだけ、ちょい役でないのではってことですが)
そんなわけで暫く松山ケンイチ観ていこうかと思っています。
では手始めにこれ。

まずは主役の三宅健が意外にも大変よかったのではないだろうか。後で聞けば初主演ということらしいが、人気の高さと知名度を考えたらちょっと驚きではある。
テレビでその顔を観た事は無論あるものの別段よいとか思ったこともなかったが、映画としてみるとなかなか見ごたえある演技・風格だった。
映画そのものは映画というよりテレビドラマ、くらいの気持ちで観てしまった気がするが、なにしろ彼が甘いマスクと誠実そうなイメージなのですっかり騙されたのであった。
結構色んな役ができそうな予感のする人なのではなかろうか。

他の登場人物も(私が知らないだけだろうが)普通っぽい雰囲気の持ち主ばかりで自然に観れたし、全体にチープな感じなのも手作りぽくて好感持てた。

肝腎の松山ケンイチはさすがにうまくて普通の青年らしいとこがステキではないかと改めて感じ入ったのだった。
個性に強いLの真っ白顔とぼさぼさ髪とは全く違う短髪めがねくんでそこがまたキュートなのである。彼は目がちょっと危ない感じにいっちゃってるとこがあるんでめがねは正解だった。彼のチャームポイントはあの不満そうな歪んでめくれた唇でこれはここでも変わらず可愛かった。

伊藤 歩を知らなかったので初めは目立たない存在なのか、と思いきや、彼女が主人公のような展開になっていったのでやや驚きながらも面白く観ていた。

作品はホラーというより6人の男女の青春友情物語と思えてしまう。恋愛、とまではいかない淡い思いがそれぞれの胸にあるわけで、それがちらちらと見え隠れしているのも切なげである。
ホラー自体はこちらが考えなくとも村の見張り番という老人がきっちり心得を教えてくれたので拝聴するだけでよかったし。
つまりホラーはそれぞれの心の闇が生み出したものだということだった。判りやすい。
そのとおり恐怖は心が映し出す現象というモチーフで描いた青春物語の一種なのである。
三宅健主演となっているが実質的にはチエを演じた伊藤歩のほうが特に肝腎の後半、重点が置かれている。その描き方は共感の持てるものがあった。

この作品は松山ケンイチを観るという意味でも他の出演者でも結構いけるし、物語自体もちょっと薄くてラストもいまいちだが軽く楽しめる“ドラマ”に仕上がっていると思える(ほめ言葉になってないか)
1時間ほどのドラマに仕立てたら傑作になっていたかもしれない。

監督:熊澤尚人 出演:三宅健 伊藤歩 松山ケンイチ 永井流奈 尾上寛之 品川徹 春海四方 斎藤歩 野澤祐樹 小野明日香 佐野史郎 手塚理美
2006年日本



posted by フェイユイ at 23:26| Comment(5) | TrackBack(1) | 松山ケンイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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