映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年03月25日

『リンダリンダリンダ』山下敦弘

リンダリンダリンダ.jpg

この映画が公開された頃、女子高校生バンドの話でペ・ドゥナがボーカルと聞いて興味が惹かれたのだが、何と言ってもタイトルが『リンダリンダリンダ』でブルーハーツの歌を歌うのだと知ってどうしても観れないでいたのだった。

ブルーハーツが嫌いなのではなくて嫌いどころか、彼らがまだそのまま「ブルーハーツ」であった頃、私は彼らにのめりこんでいた。
歌、というものがそれまで彼らのように自分の中に入り込んできて体中を震わせるものだとは知らなかった。
歌詞の一つ一つもメロディもリズムも自分がそれまで聞いていた音楽とは違っていた。それまでこんなにミュージシャンを好きになったこともなくその後にもない。
ヒロトとマーシーと河ちゃんと梶くん皆が好きだった。
ブルーハーツはいつまでも終わらない、と信じていた。

そんな思いを持ちながら、この映画を観るのは怖かった。好きでありすぎて観れなかったのだ。
自分が嫌だと思うような作品なら傷つくし、よければ嫉妬してしまうかもしれない。
彼らは思い出の中だけで思えばそれでいい。

そう思ってこの映画を観る事はないだろう。と思っていた。
それなのに3年も経たないほどで観る事になるとは。
無論、僅かだが、松山ケンイチが出演しているからでなのであった。

松ケンを観る為にブルハへの思いも消されてしまうとは。
そんなものである。

で、観てみて。
これはよかった。
自分のブルーハーツに対しての思いが壊されることもなく、嫉妬することもない、ちょうどいい感じであった。

女子高校生バンドの学園祭直前。いきなりの内部分裂。韓国人留学生ソン(ペ・ドゥナ)を引き入れての強引な練習。その合間にも男の子に告白されたりしてみようとしたり。
すべてがゆるくゆるく流れて、ちっとも熱くもならなければ急ぎもしない。でも怒ったり泣いたり、笑ったり。女の子らしいかけ引きやら友情やら。

なんといってもやっぱぺ・ドゥナが上手くて見せてくれる。ボーカルが彼女だったということもこの企画が許せる要因かもしれない。
言葉は上手く通じないけど、心は通い合っている。
まさにブルーハーツなのではないか。
分裂した女の子や原因になった女の子も最後までうまく使いきってなかなかの配慮なのである。

甲本雅裕(ヒロトの弟)が学校の先生というのや、恵の母親をりりぃが演じ、ピエール瀧もちょこっと出ているのがまたおかしい。

観る機会ができてよかった。

さてソンちゃん(ぺ・ドゥナ)に告白する役の松山ケンイチ。思いを伝えるために韓国語で告白するも上手く通じていないのが悲しい。
しかし、最後のコンサートの時もしっかり観ていたのはうれしかった。

なんとも最後まで緊張感に欠ける彼女らだが、ステージに上がった時は特にソンちゃんに感情移入してしまってどきどきしてしまった。
ペ・ドゥナは凄くいい感じに歌ってくれた。

最後にヒロト自身の声が流れて、泣かせてくれるじゃないか。
「終わらない歌」いい歌だ。

監督:山下敦弘 出演:ペ・ドゥナ 前田亜季 香椎由宇 三村恭代 湯川潮音 甲本雅裕 関根史織
2005年日本





posted by フェイユイ at 22:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 松山ケンイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

周杰倫:高校生作文コンクールで古典に匹敵する引用数

周杰倫(ジェイ・チョウ)作品の歌詞.jpg

周杰倫:高校生作文コンクールで古典に匹敵する引用数

ジェイの若者への影響力の強さを伺わせますが、何と言っても方文山の歌詞が素晴らしいわけですよねえ。
彼の詩のよさがダイレクトにわかる人が羨ましいです。

『爺爺泡的茶(おじいさんがいれてくれた茶)』も方文山作詞ですね。

無論、ジェイの素晴らしい曲があってよりいっそう方文山の歌詞が人々の心に残るのだ、と言いたいのですがね。
posted by フェイユイ at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。