映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年07月20日

『沈睡的青春』鄭芬芬

沈睡的青春2.jpg

もーずーっと前に購入して観ないままにしておいた『沈睡的青春』やっとやっと観た。
暑い夏の話なので臨場感あるのだがなにしろ元々英文も中文も読めないのがもう長い間そういったものに接していなかったので読み解いていく能力も感覚もがた落ちである。か、もしかしたら以前からこんなもんだったかもしれない。

言い訳はこのくらいにしといて久し振りに観た張孝全。まだまだ青春というイメージの中にいるのだなあ。
無論『ニエズ』の時のような初々しさはないけれど体はその頃よりシェイプアップされているし、嫌な方向に変化していってないのは嬉しい限りである。
物語の題材は青春と題されるものに多くイメージが重ねられる友情と死。この辺も張孝全にぴったりのイメージなのであろう。

田舎町で時計の修理店を経営している若い女性・青青の所へ毎日水に入って動かなくなったという腕時計を持ってくる青年がいた。
彼は中学校で彼女と同級生だったという。
ところが調べてみると彼が告げた名前の同級生は10年前すでに亡くなっていたのだ。
不思議な青年を張孝全が演じている。
実は、仲のよかった友人を水の事故で失ってしまった彼は自己の人格と友人の人格が交錯して現れるようになってしまったのだ。
青青はそんな彼と何度も会ううちに次第に惹かれるようになっていく。

私が観たものがたまたまそうなのかわからないが台湾映画の青春ものはどれも都会風というより田舎町ののどかな情景の中で描かれていてその古びた家屋や調度品、服装も気取ってなく可愛らしくて観ていてほっとする雰囲気に溢れている。
物語はそれに反して悲しげなものが多いような気もするがそれも過激でなく全体に調和しているのである。

青青役の郭碧[女亭]がとても綺麗で可愛らしいし、悲しい話なのにふうわりとした印象で観させてしまう。
青青の古い店の様子や陳柏宇の病院の部屋なんかも凄く可愛くて羨ましいくらいなのだ。(病院の部屋があんなに可愛いってあるのだろうか)
街並みも電車も滝のある風景もみんなうっとりとする色彩だし暑い日差しも雨に濡れた道も情緒たっぷりで見惚れてしまう。
切ない友情も彼女に対する思いも美しいのだよねえ。
こんなに何もかも綺麗でいいのかなあと思いながらも切なく悲しい青春の物語を味わったのであった。

あまりに綺麗な作品で、どうこう言わなくてもいい気がする(笑)張孝全くんもさすがにこういう物語も最後なのではないだろうか。もう少しやるのだろうか^^;
都会の若者の(特に日本の)ゲーセンだとかうるさいのばかり見せられるのはさすがにうんざりするので(そればっかなんだもんな)たまにはこういうのどかな風景を観るのもいいもんです。
悲しい話なんだけどねー。

監督:鄭芬芬 出演:張孝全 郭碧[女亭]




posted by フェイユイ at 23:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 張孝全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大森南朋への告白

大森南朋に入れ込んでかなり作品を観て来たがなにせ出演作品数が物凄く多いのでまだまだ日にちがかかりそうである。レンタルできるもの以外も結構ありそうなので制覇というのは無理かもしれない。
とにかく手当たり次第の鑑賞でとりとめないのだが、ここらでちょっと感想を書くことにする。
『ヴァイブレータ』で一気にのめりこんでいったナオさんだけどこの作品が初めてではなく多分かつて観ていた『殺し屋1』が初めてかもしれない。
といってもその時は浅野忠信の方にばかり気を取られていたので1の凄さは判ったものの大森南朋という名前を記憶せずにいたのだった。まったくいつものことながら情けない自分である。
はっきり認識しながら観たのは『ゲルマニウムの夜』かもしれないが無論ここでは主役の新井浩文に注目していたのでまたもやナオさんを意識してはいなかった。
彼のことが気になった初めての作品は『赤目四十八瀧心中未遂』だったのではないだろうか。
これも目的は新井浩文だったのだが(といっても脇役だが)新井くんの首に刺青をいれる彫り師の役で痛がって呻いている他の男を見て笑っている新井くんをたしなめる為に羽交い絞めにして頭に針を打ち込むシーンがなぜかとてもセクシーでこれで好きになってしまったのだった。
といっても留めはやはり『ヴァイブレータ』なのだが、彼の出演作品で一番は?と問われたらやはりこれを挙げてしまうんだろうけどへそ曲がりな自分は多分多くの女性が好きになったこれを言うのもちょっと憎らしいので反抗したのだけどやっぱり『ヴァイブレータ』ノナオさんは素敵である。
でも今こうして観ていってもう一つというなら最初に観た『殺し屋1』の1はそれと並ぶ役柄なのではないだろうか。
まっとうに素敵な男が『ヴァイブレータ』のトラック野郎ならまったく反対に位置して大森南朋の魅力が1なのかもしれないし(まだ全部観たわけではないので予想として)
困ったことに『ヴァイブレータ』の時よりも二つの作品で演じられている1の大森南朋の表情が忘れられず次の日も1の表情がちらちら浮かんでしまったという自分なのである。まあ強烈なキャラクターだから、というのはあるだろうけど。
他にも『ハゲタカ』の切れる男、『たとえ世界が終わっても』の不思議系など観てて飽きない役者なのである。

インタビューなどで素の時はさすがにお洒落でいかにももてそうな雰囲気を持っている方であるし。

ドラマまで含めたらまだ当分楽しめると幸せにほくそ笑む私なのだ。
ラベル:大森南朋
posted by フェイユイ at 00:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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