映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年07月28日

『ハゲタカ』第3回「終わりなき入札」

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ずーっと大森南朋観続けていきなり昨日松ケン観たらあまりに子供っぽいので仕方ないとはいえ驚いてしまった私である。(だってそういう役だからホント仕方ないわけです^^;)
再び今日ナオさんに戻ってやっぱり大人の男はいいなあ、などと松ケンファンと言えない感慨にふけるのであった。まあケンちゃんも10年たったらこのような散々女を泣かせてきたような男になれるのでしょう(か?)ふふふ、とにかくナオさん立ち居振る舞いが色っぽいですわ。

前回、会社再生の答えが単なる社長母子交代?となったのであったが、なるほどこういう母子の争いを見せる為のお膳立てだったわけですか。
入札なんてどんなものなのかも知らなかったのでまさかこんな風に面倒くさい(鷲津の作戦ではあるのだが)やり取りでただの紙にマジックで金額を書いただけのものだとは思いもしなかった。この入札シーンは見所でどうなるかとわくわくしてしまった。
ところで今回の重要な鍵は三島由香が握っているのだが、ペーペーにしか過ぎない娘である彼女にはちょっと荷が重すぎなんではなかろうかとも思えたりして。鷲津が昔のしこりがあるからとはいえ自分の勝負に関わる重要な切り札を三島由香に渡すのも彼としては甘い選択のような気がするし、東洋テレビというとこも大スクープと言える美味いネタを小娘一人に裏を取らせようとするなんてよくわからん。他の奴はぼーっとTV局にいて何してんだ?裏取りとかっていうのもやったことないからわからんけどあんな直接本人に聞いて「うんやったよ」って言うのか???関係ある別の奴から聞きだすしかないだろうと思うんだが(金を使ったり、弱みを握ったり、とか)

そして不思議な男・芝野健夫。まさか44歳だったとは。55歳くらいかと思ってた(って柴田さんそのままの年齢だ(笑))おまけに病身だったせいもあるのだろうか。実年齢以上に痩せて痛々しい印象なのだ。その彼がもう苦悩しつくしているので観てて辛い。
「仕事じゃないか」と同僚に言われて「これが俺の仕事なのか」と問い返す場面はよかったなあ。確かに馬鹿みたいな仕事だよね。そりゃ同僚さんみたいに割り切って這いつくばって最後まで銀行に残り続けるのも勇気だ、と言い切る人生もまたあり、とは思うけど、あそこまでコケにされて会社に尽くさねばならないのだろうか。もー人間じゃないよね。このドラマを観てる人でも「彼は俺だ」と思いつつ観てた人もいるんだろうなあ。大概は鷲津じゃなく芝野的に生きているんだろうし。

辛酸を舐めさせられ続けやっと退職願を出したわけでなんだかこのドラマ中で一番(まだ途中だが)ほっとした。
私自身はこういった金融だの会社だののゲームのような駆け引きなんぞとは無縁の身だし、こういうことで大金を儲けることに魅力も感じないし、「世の中の不幸は金のない不幸と金のある不幸」なんていう言葉にあまり意味を見出せないのでこうしたところであくせくシノギを削っている姿こそ不幸にしか思えないのだもんね。でもドラマとして観るのは面白くはあるけれど。こういう世界で働いていること自体が不幸だよね。といってもいつしか巻き込まれてしまう、ということが起きないとは限らないけど。

鷲津が芝野を誘い柴野が「俺はお前とは違う」と断ると「あなたと私は同じことを考えているのです。あなたは私なんだ」と言う鷲津。この辺、ぞくぞくする感じ。

松田龍平くんも着々と資金を集め会社を立ち上げて鷲津とタイマン張ろうとしてるし。楽しい展開を期待するなあ♪


posted by フェイユイ at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『人のセックスを笑うな』井口奈己

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長く待っている間にどんなものかと考えもしたのだが、観てみてこれはなるほどタイトルどおりの作品だったんだと唸ってしまった。
なにしろタイトルに「セックス」という文字が入っているがそんなシーンはなくて甘い恋物語だと聞いていたのだがとんでもないまったくタイトルどおり二人の男女のセックスそのものの話だったんだ。
それにしてもなかなかこれはやってくれるわい、という感じなのだがやってくれるわい、というのは描かれているのはセックスそのものなのにそういうシーンは入れずにあくまで可愛らしい少年と美しい人妻の純愛のように見せてしまう見せ方(騙し方)ということなんだけど。
別にこれは普通に言う恋愛物語ではなくセックスしている二人の物語なのだ。二人は(多分)一度も愛だのという言葉は言うこともなくみるめはユリに会いたいと言うだけだしユリはみるめを触りたいと言っただけなんだもん。
みるめにとってそりゃあユリは素晴らしい相手で外見も可愛らしければいつでも濡れて自分を迎えてくれるおまOこそのものなんだから。同じ年のえんちゃんだとそうはいかず手順を踏んでデートなりをしてということになってしまうがユリはもう部屋に呼んで服脱がせてGO!という感じでしょう。10代の男の子にとってユリはまさにめしべがとろーり滴っているユリの花そのものじゃないか。明るくて何の衒いもかけひきもない。自分が男でみるめだってえんちゃんよりユリに惹かれてしまうよな。もうやりたいやりたいやりたい、だもん。窓の外にも立ちますよ。みるめが男友達に囁いたのも「恋人ができた」っていうことじゃなくて「あの女とやったぜ」ってことでしょ。(しかもさりげなくここひそひそ話にして観客の女性に台詞を聞かせない!うまいぞ)
二人の逢引が決して恋じゃなくセックスしてるだけじゃん、って言われてもしょうがないけどだからこそこのタイトル『人のセックスを笑うな』になるわけで。僕達の恋は恋じゃなくセックスそのもの。いつもいつもセックスしたいんだ、でも笑うな!って。
みるめが可愛くてしょうがないのはそうやってユリの気持ちを惹きたいため。ユリが積極的で大らかなのはそうしないとみるめというまだ若い男の子を引き寄せられないから。
何もまだ自分達を紹介しあったり、説明しなくてもただセックスで結ばれて気持ちよくなってしまったのだ。それをみんな笑わないで。
でも困ったことに世間はそうそうそういう二人を簡単に見過ごしてはくれないのね。
ユリはなんらかの制裁を加えられたらしい。ちょっと参ってインドで考えてる。多分みるめとの付合いが学校にばれていられなくなったんだろう。ユリはリンゴをむきながら指を傷つけてしまう。だんなさんがそれを見て「大した傷じゃないよ。人生は長いんだから」っていうのはユリの浮気を言い表してるわけで。まあこれも多分だんなさんはユリの浮気を感づいていたんだけど見知らぬふりをした。それくらいユリは気持ちのいい女なんだろうね。手放したくないような。
なにも聞かされてないみるめは抑えきれない性欲を持て余しながら(辛いだろうなあ)えんちゃんが来るのも面倒で(どうせやらせてくれない)えんちゃんから「ユリちゃんに会ったよ」という一言で膨れあがりそうな股間を抑えつつ(もー男性向け漫画なら物凄い描写になってますよ)カブを走らせる。きっと物凄い勢いで走ったろうけどすべてえんちゃんの嘘だと知った後はエンストしたり(笑)モーこの辺みるめのおちんOんそのものだよね。しょうがねーなー。
というわけでユリという気持ちのいいおまOこを求めて待ち続けるみるめのおちんOんという映画をにやにやしながら観続けたのだった。側にいる青年とえんちゃんを観ろよ。キスひとつでも嫌だどーだって、めんどくさいねって言ってるの。ユリとみるめだと気持ちのいいセックスそれだけなんだもんね。
それにしても台詞なんかでもちょっとズキリとするの。みるめがユリに「ユリはいつもどこか汚れてるね」って言う。みるめは何気なく言ってんだけど、やっぱりこの台詞にユリは穢れているよ、っていう批判が入ってる。ユリはリトグラフの作業は上手いのに他の仕事は(灯油入れとかリンゴ剥きとか)下手なのも彼女がどこか不器用なのを表している。
お話は随分いきあたりばったりであり得ない話みたいなのにどこか妙に現実的でシビアなんだ。
ユリが帰国してまたみるめとのセックスもあるだろうけど、うん、だんだん難しくなっていくのだよね。それでも会いたいしやりたいし。笑ったりはしない(つもりだ)けど涙はあるかもしんないよね、いつか。
昔ジム・キャロルの『マンハッタン少年日記』というのを読んだ。10代のジムも40歳くらいの女性とセックス関係だった「男の性欲のピークは10代で女は40代。だから僕達二人は最高の組み合わせ」(ややニュアンスは違ったかもしんないが)っていうのがあって当時まだ若かった私は「そうかー私はまだまだだから40歳になったら15歳の少年と恋愛しなきゃな」と考えてまだそんな事態は起こしてない。(15歳ってまるきり子供だよ)
つまりジム少年の説でいけばみるめとユリも最高の組み合わせ、なわけだ。

昔(またか)「少女マンガには恋愛はなくてエロスだけ」と聞いて「そうなのか?」と思ったがこうして女性の映画を観るとそうなのかもしれん、と思ってしまう。

ユリとみるめは恋人どうしなんかじゃなくてセックスしてるだけなんだけど笑ってくれるなってさ。
みるめがユリに「どんな映画が好き?」と聞いて「テロ」のことを「エロ」と聞こえてしまうのもそのまんまなのである。大体「テロ」の映画ってなんだ。どう考えたってユリの策略じゃないか。

松山ケンイチが特別に可愛らしい顔を見せながらとにかくずーっと前を膨らませ続けている(ように思える)映画で、松ケンの後ろにヤリタイーッ!!って書き文字がでっかく書かれているようで、おかしくてしょうがない(あ、笑っちゃいけないんだっけ)授業中先生が懸命に説明してんのに上向いてアレのことばかり思い出してるし。
今あるのかしんないけど昔男漫画で前がぷくーってふくれあがってる絵があったけどあんな感じ。ちょうど風船ぷくーって膨らませたのはそういう意味か。
なんだかもうおまOこだとかおちんOんだとかいつも書かないような単語を書かないとどうしようもない感想でしてこんなスケベな映画もないよ!とやっぱり笑ってしまいました。「笑うな」とタイトルにするだけのことはあると思いましたね。

監督:井口奈己 出演:永作博美 松山ケンイチ 蒼井優 忍成修吾 あがた森魚 温水洋一 市川実和子
2007年日本
posted by フェイユイ at 01:19| Comment(6) | TrackBack(0) | 松山ケンイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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