映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年08月04日

小林賢太郎プロデュース公演『LENS』

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そしてこれは前記事の『百色眼鏡』を原案に小林賢太郎が書き下ろした舞台作品なのだが、いざ観てみたら小林賢太郎の天城と大森南朋の警部というキャラクター設定のみが同じというだけで(椎名林檎の歌が最後に流れるというだけで)あの物語が舞台で展開されていくわけではなかった。
といってもこちらは煩いくらい理屈っぽいながら笑いっぱなしの面白い作品であった。
しかも大森南朋は出ずっぱりで嬉しい。出演者は男5人だけの殆どみんな出ずっぱりではあるが。

小林賢太郎が推理小説作家を目指す書生という役で説明足らずの名推理を展開するというちょっとおかしな役である。大森南朋はスコットランドヤードに2年間いたというお洒落刑事、という役(ナニこれ)やたらと気取ってるが本当は臆病で賢いのかズルイだけなのかよく判らない男なのである。
他の筋肉だけのお馬鹿警察官、文字は読めないが凄く頭のよい人力車夫、きちんとした感じの図書館員という3人も個性豊かで歯切れよくとても楽しい芝居だった。
『桃色眼鏡』原案なのにすごくおかしい男だけの話ってのもおかしいんだけど。

ナオさんの舞台というのはDVDとはいえ、初めてだったが、うん、いつもと同じでかっこよくしかも時々目をうるませたりするキュートな演技で他の役者さんとも見劣りしなかったのではないだろうか。

昨日の失望を穴埋めして余りある。大正末期のある小さな図書館という舞台設定で5人の男だけの会話劇でさして過激な内容でもないのだがこんなに面白いなんて。

これ、DISCASの「大森南朋」の所に記載されてなかったんでDVD購入してしまった。後で小林賢太郎の所で記載されていると知ったが、ナオさんをたっぷり観れるし面白いし、これは満足な買い物だった。

作・演出:小林賢太郎 出演:小林賢太郎(ラーメンズ)大森南朋 久ヶ沢徹 犬飼若浩 西田征史
2005年日本


ラベル:演劇 大森南朋
posted by フェイユイ at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月03日

椎名林檎/短篇キネマ 『百色眼鏡』

百色眼鏡.jpg

椎名林檎の3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』を映像として表現した短編キネマ。
椎名林檎はイメージとしてしか知らないが、二つの顔を持つ女性像の夜の顔を妖しく表現していた。昼の顔が小雪なのだがどちらにしても本名も素性も判らない謎の女性として登場する。
大正浪漫の雰囲気もよろしく小林賢太郎演じる天城が二人の美女に翻弄される羨ましい物語。

と一見よさ気に思えるのだが、こういう世界が好きなだけに逆にあまり面白くなかったのだ。小雪の昼の顔も林檎の夜の顔も自分の好みではない。いきなり出会った男を家に呼び込みご飯を作って出すなど何か怖ろしいことでも起きなければ納得できないし、夜の顔も今に何か起きるようで起きなかったのが残念だった。椎名林檎の歌を聞いてないからだ、と言われそうだが、普通こういう映像を観て「歌を聞きたい!」と思わせるもしくはそう思ってしまうのが見せ所のはずだが、これでは歌を聞いて観たい、という気にならない。
私としては「牡丹灯篭」みたいな話か、と思っていたのだが。つまり天城は生きているつもりでいつの間にか死んでいたというような。

もっと凄みのある色香や恐怖感があるのかな、と想像していたのだけど。それらしい感じはでているのだが、もっと深く追求するのを止めて意味ありげにして誤魔化したように感じられるのだ。

あんなに耳掃除を毎晩されたら耳から血がでそうであるし、あんなにご飯を食べさせるのだから太らせて食べようとしてるのか、とまで考えたのだが。どちらにしても妖怪だと踏んでいたのだが。
毎晩耳かきだけさせられる女だとか女優だと言ってるのに毎日ご飯を作る女という設定に反感を持ってしまうのである。
それをやるのなら何か怖ろしい目的を持っていて欲しい。ストーリーを判りにくくすることで怪しげな世界になる、というのは違うのではないだろうか。

椎名林檎、小雪、小林賢太郎、大森南朋、役者はみなとてもいいのにほんの短いドラマなのに恍惚とさせてくれない。
この監督じゃなくて三池崇史に撮ってもらったほうがよかったのでは、なんて(無理だろうけど)『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』を思い出す。

ナオさんに関してはもう出演時間が短すぎて不満。これは仕方ないけどね。作品がもうちょっといい出来だったらなあ。

監督:番場秀一 出演:椎名林檎 小雪 小林賢太郎 大森南朋
2003年日本
ラベル:大森南朋
posted by フェイユイ at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ケレル』単独DVD出てた

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ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督、ブラッド・デイヴィス, フランコ・ネロ出演の『ケレル』が単独DVDで出たんですねー。知らなんだ。今までDVDBOXで購入しないといけなかったので高額でとても買えずじまい。5040円か〜。欲しい・・・・欲しい!

ビデオは持っているんですが、観れないし。デッキないんで^^;
脳裏に焼きついてはいるんですが、もう一度観たい。
ラベル:同性愛
posted by フェイユイ at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

『ハゲタカ』第6回最終話「新しきバイアウト」

『ハゲタカ』第6回最終話「新しきバイアウト」.jpg

参りました〜っ!!!と私なんぞが参っても何の意味もないか^^;
こういう風に話が進むとは。確かに冒頭の場面がそのまま最後に結びつくという安易な展開とはまったく違う息を呑む面白さでありました。
(最近最初と最後がリングになる、という決めが結構多くてつまらないのな)
「こういう世界になんも憧れない」などと言ってる自分でもこの話の面白さ、鷲津と芝野の戦いぶりには感銘を覚えたし、あっぱれなんて言ってみたくもなったのだった。最後に鷲津についてき中延五郎氏(志賀廣太郎)から声をかけられた時なんて本当は鷲津さんもにっかり笑ってしまいたいのを懸命にクールを保って見せたのではないだろうか(笑)
うーん、最近他に(映画でも)ないほどのカタルシス、ぴしっと決まったエンディングに快感を覚えてしまったのだ。

どの回も中味は濃いが特にこの回は盛りだくさんが凝縮されているようだ。
冷酷に人を切り捨てると罵られて傷ついた鷲津はアメリカでさらにその心を捨ててしまい徹底したビジネスマンとして日本に戻り辣腕を振るう。だが結局心を捨てきれていなかった鷲津は一旦は外資ファンドから追い出されてしまうが、今度はその弱さを逆に利用して日本の中で成功を収める。
鷲津の心の傷である西野と三島の二人の過去も昇華させ、鷲津が「私とあなたは同じだ」と言った言葉が今度は芝野の口から鷲津へと告げられる。この展開は戦慄だ。アメリカ仕込の企業戦略を発揮した鷲津が敗北した後に日本的情緒という要素も取り入れて大きく独立していくという運びに「参りました〜」となってしまったのだ。

窮地に追い込まれ自暴自棄になり体も心も苛まれ違う道を選ぶかと思いきや、己の得た力を使い切って反撃をしていく。
かっこよかったし、面白かった。
大森南朋のクールな顔と失墜した時の顔、そして復活した後のその二つが混ざり合ったどこか開き直ったような悟ったような表情が素晴らしい表現力だったのではないだろうか。
単純にきゃーかっこいいいいい!!!!!と言ってもいいんですが^^;

他の出演陣もまあ凄いところばかりで見ごたえ充分なのだが、加藤幸夫役の田中泯氏。卓越した技術者とはいえ凄みのある貫禄だった。只者ではないと思わせる。
NHKだからできるというのもあるだろうが、余計な恋愛沙汰は一切登場させなかったというのもやはり驚きだろう。
一番の告白は鷲津の「芝野さん、あなたとなら踏み出せる気がする」という言葉だしな。「鷲津ファンドに出会えてよかった」という芝野さんの言葉がその返事ということで。ちょっとなにかの宣伝みたいでおかしいがこれは腐女子への志として解釈。

なんだかここに来て「終わったなー」と感慨無量。また観直してみたいものです。

大森南朋さんは「男の友情」というドラマが好き、とどこかで言われていたと思うのですが、ここではその部分に特に心を込めて表現されていたように思えますね。
ライバル的な存在だった鷲津と芝野が次第に近づいていき、互いを同じだと認め合う過程はビジネスドラマの面白さとも絡みながらどんどん深まっていくようでした。それまでの冷たく頑なになっていた鷲津の心が芝野さんからの交渉で温かく解けていく。ここんとこ、それまで誰に対しても低姿勢だった芝野氏が気弱になり退こうとする鷲津に「駄目だ。俺が許さない」というのは却ってどきっとする発言ではないですか。そして芝野さんを見返す鷲津の目が切なくて。またそのことが迷っていた鷲津の取る道を明確にさせていくわけでその展開の上手さには唸ってしまいます。
男同士の友情もガキんちょばかりじゃないぞ、というとこでしょうか。
ナオさんも恭兵さんもハンサムですし、このかっこよさを見せつけられたらまあ腐女子的に騒いでも当然のことでありましょう。
アランじゃ物足りなかったしね。西野でもまだ駄目です(笑)一緒に墓参りするような大人の関係が渋いのだ。
独立した鷲津ファンドに入ってきた中延五郎氏(志賀廣太郎)村田丈志(嶋田久作)にも鷲津への友情というとおかしいが信頼を感じられて嬉しい結末だった。

ただ鷲津が中で言う「殆どのことは金で解決するが・・・」という台詞はうなづけないの。
そうなのかな。ほとんどのことは金で決まるかな。逆に僅かのことが金で解決できる、という気がするんだけど。
運命も出来事も金で解決できるのはほんの少しだけ。でもそれが金で解決できるからみんな欲しいわけだけど。
この台詞も金の世界で生きている鷲津だから出てくるのだ、と思えばそれでドラマとしては納得いくのだけどね。
その答えがドラマのテーマ曲であのエミリ・ブロンテ(!)作詞(原題「Riches I hold in light esteem」)となっている「富は問題にならぬ」なのだろう。
歌を聞いていただけの時はなんだかかっこいい歌だな、とだけ思っていたのだが。
これはうなづける。

脚本:林宏司 出演:大森南朋 松田龍平 栗山千明 柴田恭兵 嶋田久作
2007年日本

『ハゲタカ』予告
posted by フェイユイ at 22:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

今頃ですが。ジェイ・チョウ DAIGOとバスケ対決とドラえもん

ジェイ・カンフーダンク .jpgジェイ・カンフーダンク 2.jpg

ニュースとしてはもう遅いですが。
記事は眺めていたのですが、梅さんから動画があると聞いて慌ててアップ。

記事は→「カンフー・ダンク!」のジェイ・チョウ、ほしのあきの胸元にタジタジ
ジェイはいつも女性の胸に襲われています(笑)意識しすぎだからだと思うんですが^^;コン・リーお母様も素晴らしかったからなあ。

ジェイ・チョウ、DAIGOとバスケ対決(動画)
ジェイの『ドラえもん』構想も楽しめます。
ところで『カンフーダンク2』はない、と言ってますね。うーん、わかる気もします。

今更なんですがジェイやっぱりかっこいいです!(笑)
posted by フェイユイ at 22:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ハゲタカ』第5回「ホワイトナイト」

ホワイトナイト.jpg

そうか、そうか、そうですか。いやまったく面白いドラマだなあ。

ここに来て大森南朋演じる研ぎ澄まされた刃の如き鷲津の表情が昔の顔に戻ってしまうのだ。
冷たい血を持つハゲタカであるはずの鷲津が暖かな心を見せたことが弱みとなった。ハゲタカと呼ばれていても所詮一会社員でしかないのだねー。

「戦争だ」と言った松田龍平の声も言い方も父上の優作氏にそっくりである。あえて変えようなどとしないのが凄い。
TOBだとかホワイトナイトだとか調べてみてもどうせよく判らない私だが(ホワイトナイトって夜じゃなくて騎士のほうだったのね)その辺飛ばしてもひたすら面白い。
芝野氏はまたここでも苦悩の日々。芝野を怒鳴りつけた新社長が頼りにした会社ハイパー・クリエーションが潰されて茫然となった時もきっと「ザマミロ」なんて思わずに苦悩してんだろうなあ「俺がちゃんと助ければよかった」なんて。
多くの人のバイブルとなるような本を残した大木氏も若いIT企業のやり手社長も現実の誰かを想像しやすいキャラクターである。
こういった企業の存続を「戦争」などと呼びながらゲーム感覚でやりとりするのを面白いとみるかどうか。とても真剣には受け止められない。あまりにも馬鹿馬鹿しくて。悲しくて。まあドラマです。面白く観てきました。でもまあ思うのはこういう世界に生きなくていいということが幸せだなと。虚構の世界。確かに金に弄ばれただけなんでしょう。
そこを描いていることがやっぱり面白いのだよね。

よくドラマの冒頭部分がラストにつながることが多いけどここで繋げてきましたか。
鷲津がどうなっていくのか。物語はどう決着されるのか。
明日まで待てない!(ってDVDだから観ればいいんだけどサ。時間ないんで)

大森南朋、このドラマでのかっこよさは他ではちょっと見れないほどのハイクオリティ。
大体においてナオさんのイメージってこんないつも眉根を寄せているみたいなんじゃなくて全体にゆるい、というかリラックスした人なんだもの。そこがいいと思ってたけどこういう神経質な顔も魅力的だとは。
『ヴァイブレータ』『蟲師』『春眠り世田谷』『たとえ世界が終わっても』みんなゆるいキャラだもんね。ある意味「1」に似てるのかもしれないが(笑)両刃の剣のような。



posted by フェイユイ at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

松山ケンイチがヨダレ垂らすわ松雪泰子は「Fuck」連発!? 真夏のデスメタル地獄に潜入!

マツケン主演の「デトロイト・メタル・シティ」がお披露目

松山ケンイチがヨダレ垂らすわ松雪泰子は「Fuck」連発!? 真夏のデスメタル地獄に潜入!

今朝TVでもその姿を見ることができました!私は目覚ましで。いや〜会場の皆様の熱気がすごかったですね。私もあのメイクやって欲しいですわ!!

松ケンはもともとの髪なんでしょうか。すごくクセッ毛で可愛かったです。
上の「マツケン」って全部カタカナだとちょっと違う人みたいな気も。
posted by フェイユイ at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 松山ケンイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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