映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年08月31日

2008年度フェイユイ映画祭 授賞式

ブログ開始4年目『藍空放浪記』で2年目の最後の日であります。
さて恒例年に一度のフェイユイ映画賞授賞式を行いたいと思います。
いつものことですがほぼすべてDVD鑑賞のみで新旧作品取り混ぜての授与です。
そして再観のものは含みません(ここの性質上同じ作品ばかり選出することになってしまうので)

今年の特色ははっきり日本映画ということでしょうねえ。後半に入ってからなのですがもう思い切り日本映画ばかり見続けていますし、現在も進行中なので気分的にも日本映画に大きく傾いています。その前に少し音楽映画というのにも踏み込んだりしましたが。
これは自分で思った以上になかなかはまりきるのが難しかったですね。意外とないものなのですねえ、主人公が演奏している映画って。
今年後半に入ってからの日本映画への傾倒というのはモロに役者からのもので松山ケンイチ、新井浩文、大森南朋の3人への思い入れからですね。
そのせいもあって外国映画より日本映画にどうしても得点を入れてしまうのは仕方ないという上での選考になりました。
そういった視点での以下フェイユイ賞。

最優秀作品賞:『アイデン&ティティ』田口トモロヲ監督
一番がこれ?って気もするでしょうが自分のその時の波長というのもあり。
何と言っても今年の特徴は日本映画鑑賞で、自分の好みは大作よりも身近な世界を描いたものに傾いています。
年齢的にも世界的にも同調できて嫌いなヤクザや拳銃や麻薬などが登場することもなく音楽の世界をリアルでありながら幻想的に描いた、ということで文句なく最高点なのでした。
これの次点は『パンズ・ラビリンス』という気持ちなので作品の大きさからして申し訳ないのだが今年の気分のせいで点が余計入ってしまったということでしょう。

最優秀監督賞:ギレルモ・デル・トロ
はい。次点の(笑)『パンズ・ラビリンス』監督。他の映画『ヘル・ボーイ』『デビルズ・バックボーン』
も素晴らしかったです。どれも悪魔的なタイトルなのがいい(笑)
今年は日本映画監督を多く知ることが出来て廣木隆一、青山真治、山下敦弘、山田英治、五十嵐匠、と挙げたいのだがデル・トロ監督3作品がどれも素晴らしい世界を描いてみせてもらったことで感謝したい。

最優秀主演男優賞:松山ケンイチ『神童』その他
去年は「“この人”が主演だから、という理由では作品を選んでないのかもしれない」などと書いていました。今年はもう“この人”で映画を観続けましたね。特に後半の“松山ケンイチ”“新井浩文”“大森南朋”
特に松山ケンイチは彼が出ている、というだけで好みでもない映画を我慢して観続けたということでまさに主演賞なのであります。

最優秀主演女優賞:寺島しのぶ『ヴァイブレータ』
この賞はずっと日本女性でして今回も。でもこれは文句なしじゃないかな。『赤目四十八瀧心中未遂』でも素晴らしかった。
次点はクリスティーナ・リッチ『ブラック・スネーク・モーン』これも文句なし。

最優秀助演男優賞:大森南朋『殺し屋1』『ヴァイブレータ』
ほぼすべての出演作品であげたい。ぽっ。今現在の熱では彼を『ハゲタカ』『春眠り世田谷』で主演にしてもいいけど前にも書いたように主演でも助演みたいな雰囲気のナオさん。助演賞はぴったりではないでしょうか。

最優秀助演女優賞:さんざん考えたが思いつかない。

特別賞:『ブラック・スネーク・モーン』クレイグ・ブリュワー
特別ってわけじゃないが今たまたま頭が日本びいきになってしまってるのでしょうがないのだが
日本映画を除けば『パンズ・ラビリンス』に並んでこの映画。『ハッスル&クロウ』も加えたいくらいだけど今年知った監督でこのブリュワー氏も得がたい存在だった。


上記も含め特に好きな作品。順不同。再観も入っている。
『愛情物語』ジョージ・シドニー
『アイデン&ティティ』田口トモロヲ
『OUT』平山秀幸
『青い春』豊田利晃
『1 イチ』丹野雅仁
『インプリント ぼっけえきょうてえ』三池崇史
『大人は判ってくれない』フランソワ・トリュフォー
『花様年華』王家衛
『カラヴァッジオ』デレク・ジャーマン
『キッズ・リターン』北野武
『偶然にも最悪な少年』グ スーヨン
『ゲルマニウムの夜』大森立嗣
『殺し屋1』三池崇史
『ザ・コミットメンツ』アラン・パーカー
『サスペリア』ダリオ・アルジェント
『サルサ!』ジョイス・シャルマン・ブニュエル
『69 sixtynine』李相日
『修羅雪姫』藤田敏八
『すべての美しい馬』ビリー・ボブ・ソーントン
『血と骨』崔洋一
『デビルズ・バックボーン』ギレルモ・デル・トロ
『天国の口、終わりの楽園。』アルフォンソ・キュアロン
『ドッグ・バイト・ドッグ』ソイ・チェン
『ハッシュ!』橋口亮輔
『ハッスル&クロウ』クレイグ・ブリュワー
『曼谷愛情故事 Bangkok Love Story』ポット・アーノン
『パンズ・ラビリンス』ギレルモ・デル・トロ
『ヴァイブレータ』廣木隆一
『ブラザー・サン シスター・ムーン』フランコ・ゼフィレッリ
『ブラック・スネーク・モーン』クレイグ・ブリュワー
『ヘルボーイ』ギレルモ・デル・トロ
『松ヶ根乱射事件』山下淳弘
『真夜中の弥次さん喜多さん』宮藤官九郎
『ユメ十夜』
『EUREKA ユリイカ』青山真治
『リアリズムの宿』山下淳弘
『隣人13号』井上靖雄


以上、多く書きすぎですか。でも他でも好きな作品はまだあるのですが。

ドラマもいいのばかり観ていたのでどれもいいのですがコレ一つと言うなら『タイガー&ドラゴン』
松ケンの『セクシーボイス&ロボ』も大好きだけど。『ハゲタカ』も書いておきたいし。ああ、多い。


去年は女性監督について書いていたのだが『エコール』のルシール・アザリロヴィックのことを書き忘れていました。
今年はキャサリン・ハードウィック、ジョイス・シャルマン・ブニュエルという女性監督作品がよかったです。

ありがたい訪問者数は去年、少なくて160多くて220くらいだったけど今は少なくても300越え多いときは450くらいで見ていただいているのだから嬉しい。倍近くなったのです。ありがとうございます。

さて、明日から『藍空放浪記』5年目を迎えます。このまま相変わらずの更新を続けていけたら幸いです。
新作公開作品はまったくなしの映画感想ブログですが今後もどうぞよろしくお願いいたします。


ラベル:映画
posted by フェイユイ at 22:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『MONDAY マンデイ』SABU 

MONDAY.jpg

堤真一さんて最近凄い人気のようだが初めてじっくり観たかもしれない。もう殆ど彼のアップを追い続けたような映画であった。
ハンサムではあるけどそんなに目立たない優しげな顔立ちの彼が変なことばかりに出会ってしまううち、酒に酔ったことがたたって精神が破綻しとんでもない状況へと追い込まれてしまう。

なんだか懐かしい筒井康隆のSFを読み返しているようでもあり、デヴィッド・リンチをもっとコメディに仕立て上げたような仕上がりでもあった。
ホテルで目覚めた彼がどうしてここにいるのかを必死で思い出していく、という構成は歯切れもよくていいのだが、冒頭の通夜シーンのブロックと彼が危険な迷路にはまっていくブロック、そして警察との対決・説教ブロックが断裂しているようでもあり、特に塩見三省さんをいじめていた辺りまではせっかく面白くなっていたのに突如銃社会に対して意見をするのが彼の妄想シーンだったという落ちがわかったとしてもなんだか誤魔化されたようでがっかりしてしまった。
それでもなかなか楽しめる作品だったのではないだろうか。

堤真一は頼りなげな優しい表情から狂気に走る笑顔、シリアスな面も見せて演じてて凄く楽しそうである。
とにかく色んないい役者さんが立て続けに出てくるので面白くないわけがない、というのもある。
ナオさんは冒頭の通夜シーンで登場。いつものさりげない友人の1人てな感じを演じていた。9年も前の作品なので凄く可愛い。
後でお父さんの麿赤兒さんが怖い役で登場していたので驚いた。

監督:SABU 出演:堤真一 松雪泰子 大杉漣 西田尚美 大河内奈々子 塩見三省 安藤政信 寺島進 松重豊 根岸季衣 津田寛治 小島聖 麿赤兒 野田秀樹 山本亨 田口トモロヲ 堀部圭亮
1999年日本
ラベル:サイコ 大森南朋
posted by フェイユイ at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベネチア映画祭で「Inju」上映 源利華、石橋凌ら出演

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ベネチア映画祭で「Inju」上映 源利華、石橋凌ら出演

石橋凌が激白!女王様からSMプレイの指導を受けた「inju」上映【第65回ヴェネチア国際映画祭】


江戸川乱歩の小説「陰獣」をフランスのバーベッド・シュローダー監督が現代を舞台に描いたコンペティション作品『inju』
ですか。
今まで全然知りませんでした。
『陰獣』は乱歩の中でも特にエロティックですが。どんな映画になっているのでしょうか。
北野監督作品ともに気になりますねー。
posted by フェイユイ at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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