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2008年12月06日

『クローズZERO』三池崇史

クローズZERO.jpg

愛に溢れた作品でしたねえ。
男同士の喧嘩を描いた映画というのはそのまま男同士の絡みであり、体と体のぶつかり合いでつまり触れ合いでつまり体でお互いの心を探りあっているわけですが、まさにそういう類の作品だったですね。

『青い春』では九條と青木の関係が気恥ずかしいほど熱いものだったのですがここではもうあちこちで熱い関係が築かれていて観ていてほんとにあちーぜおいてな感じでした。エンケンさんのやべさんに対する愛とかね。
自分的には小栗くん扮する源治&拳より多摩雄&時生の関係が好きでこれはそれこそ九條&青木を彷彿とさせる雰囲気だったりします。かといって多摩雄たちの顔が好きだったわけではなくて顔的には牧瀬の高橋 努が一番好きだったですが。
喧嘩が強い猛者どもというわりには全体に可愛らしい美形男子が多くて映画だからそちらの方が受け入れられるのでしょうがもっとおっかない顔の人が多くてもよかったのかもしれませんが三池監督のご趣味で選ばれたのかもしれませんね。

とにかく古めかしいスタイルの不良喧嘩ムービーであります。喧嘩一筋という一途な連中でして、煙草はいっぱい吸ってますが酒はビールがちょこっと出てきたくらいで今流行りの麻薬の類はやってません。女関係は皆無と言っていいくらい。一応黒木メイサがなんとなく登場してますがこういう映画にしては意外に地味な格好でまったく肌を露出しないTシャツにジーンズという服装であります。しかも主人公との接触はなし。
男達の目的は常に男同士の殴りあいであって「あの男とやりたいのならまず俺とやるんだな」(←こういう台詞がそのままあったかどうかは保障できないが)みたいな真っ赤になりそうな言葉を言い合っているのである。
源治が昔(って中学生ってことなんだけど。子供)時生と友人で今は多摩雄といい仲になっているっていうのもなんだか三角関係って感じでぐふふなのだ。
時生が夕日を見ながら「昔、源治と綺麗な夕日を探して歩いたけど今はもう変わってしまった。お前とも変わってしまうのかな」と多摩雄に問いかけるシーンがあって多摩雄が「いつまでも一緒だよ」みたいなことを答えるのが鳥肌ものなのだ。もー恥ずかしい恥ずかしい。

名前の付け方も変な語呂合わせみたいで源治と拳、多摩雄と時生って。

主人公・源治の小栗旬はほんとに可愛くてかっこいいですね。舞台では
蜷川幸雄に愛されてましたが、三池崇史映画でもそのかっこよさは存分に発揮されています。独特の髪型も短ランも長身の彼は似合ってました。
血だらけになった男ってやっぱりセクシーでありますね。

監督:三池崇史 出演:小栗旬 山田孝之 黒木メイサ やべきょうすけ 高岡蒼甫 岸谷五朗 桐谷健太 高橋努
2007年日本


posted by フェイユイ at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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