映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年12月07日

WOWOWドラマ『プリズナー』第4話

プリズナー4.jpg

もうどうでもいいから観るのよそうか、と思いながら一応チェック。
などと言うのは傲慢すぎるか?

仮想国とはいえあまりに薄っぺらな国だなあ。モデル国もあるんだろうけど(大体予想はつくような)この国には歴史も文化も宗教も何もないような感じがする。
かといって想像を絶する物凄く過酷な国といえば実際にもっと凄そうな国はあるわけで。中途半端ではあるのだよね。

ナオさんの出番は相変わらず微妙な量で観ないわけにもいかないというところ。と言ってももう後1話なので観るしかないんだけど。

宇部さんは思ったとおり動き出したけど、思ったとおりって威張るようなもんではなく当たり前だけどね。大体小日向さんがやってたらそうなるでしょ。
しかしいかにも貧乏そうな青年から金をむしることに情熱をかけ、金持ちだと判ってる外交官は「金にならないからすぐ手放す」って意味がわからない。彼からだったらたんまり稼げそうなのに。意外と気弱なのか。
主役の玉山さんはいいのか悪いのか、あまりよくわからない。もっと頼りなさそうな人だったらどうだったんだろう。ガタイもよくて落ち着いてるからあまり心配しないんだよね。
一番ぴったりしてるのはビッグボスの人と王尊民の松重さん。ナオさんは勿体無いほどいいと思っているんだけど(笑)

あまりもうどこが悪いとか言い立てるのもしょうがない、って気がする。
後1話、最後まで頑張ってみるか。

演出:水谷俊之 脚本:大石哲也 出演:玉山鉄二 大森南朋 鶴田真由 中村俊介 松重豊 石黒賢 小日向文世 佐田真由美 
2008年日本


posted by フェイユイ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ブラックブック』ポール・ヴァーホーベン

BLACK BOOK.jpg
Zwartboek/Black Book

この前も同じようなことを書いた気がするが、シリアスな戦争映画というといかにも真面目に反戦の意思を持つものでリアリティを追求しなければいけないような思いに駆られてしまうようなのだが、戦争という題材ほど面白い物語を生み出すものもないようでこの映画はそうした戦争が生み出した苦しみや悲しさをそのまま大変優れたエンターテイメントに作りだしてしまったようだ。

何者かの陰謀で家族を失ってしまった美しいヒロイン・エリス=ラヘルのまるで怖いものなどないかのような活躍に目を見張りながら観てしまう。
体を張った彼女の行動は時に目を覆いたくなるような痛々しさも感じてしまうのだが真直ぐに突き進んでいく彼女のパワーの源はやはり家族を奪った者への復讐ということなのだろう。

エリスを演じたカリス・ファン・ハウテンの気の強い美しさに見惚れながら一体どうなるのだろうかと手に汗握る展開にやや長い作品ながらあっという間に観終わった感じなのである。
誰が敵か味方か、誰がいい人で誰が悪人なのか。次々と驚かされる展開に必死で振り落とされないようついていったというところだろうか。
気丈なエリス=ラヘルが時に明るく時にくず折れそうなほど悲嘆にくれるのも強く惹かれることなのだろう。
だが悪人だと思ったナチス将校が実はいい人間でエリスと本当に愛し合うようになるのだが結局殺されてしまうのはさすがにユダヤ人の彼女とナチス将校が幸せに結婚しました、という落ちではまずいという配慮が彼を死なせた犯人なのではないのだろうか。
あの場面で唐突に殺害者を追わなければ死なずにすんだのかもしれないのに。

かくしてラヘルはユダヤ男性と結婚することで終結する。
ナチス将校の彼を愛しく思い出さないのもやはり許されないことだからだろうか。

監督:ポール・ヴァーホーベン 出演:カリス・ファン・ハウテン トム・ホフマン セバスチャン・コッホ デレク・デ・リント ハリナ・ライン ミヒル・ホイスマン
2006年 / オランダ/ドイツ/イギリス/ベルギー
posted by フェイユイ at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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