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2009年04月08日

『Criminal Justice』Episode1・2 ベン・ウィショー

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Criminal Justice

フェデリ子さんの情報&助言でまさかのベン・ウィショー主演BBC『Criminal Justice』を鑑賞することができた。感謝。
連続ドラマなので今夜は2話まで鑑賞。

残念なことに英語理解は無理なのだが、それでも非常に面白いのは一体どうしてなのか。
とにかくベンは目で語る役者なので彼の表情を観てるだけで充分、というのはあるのだがやはりドラマ自体も面白いのだ。これで台詞まで理解できたらと悔しい思いはあるが1時間弱のドラマを2本没頭して観てしまった。

ごく普通の若者らしいベン・コールター(ベン・ウィショー)は週末の夜に風変わりな女性と出会う。奔放な様子の彼女はドラッグをベンに差し出す。抵抗しながらもベンはそれを飲み込む。
彼女の家のキッチンで酒を飲みだすと彼女はいきなりナイフを勢いよく指の間に突き立てるという遊びを始め、ベンにも勧める。ぎょっとしたベンだがなんとか彼女の真似をしてみせる。だが次に彼女は自分の手を広げそこにナイフを突き立てろというのだ。すっかりびびったベンは辞退するが彼女は要求をつきつける。酒を飲んでベンが思い切り突き立てたナイフは彼女の手に刺さった。
興奮した二人はベッドへと向かった。事が終わってベンはキッチンへ戻り酒を飲んで居眠りしてしまう。目が覚めた時、彼女の手を刺したナイフが目の前にあった。ベンは慌てて服を着て帰ると彼女に声をかける。返事はない。彼女はベッドの上で胸を刺され死んでいたのだ。

ドラッグもやったことのない普通の青年が突然出会った女性と肉体関係を持った上で殺害したことになってしまう。
言葉がわからなくても面白く観れたのは自分では犯したつもりのない殺人事件に関わってしまったベンの激しい動揺と怯えた表情と行動である。
そう言えば他のドラマでもこういう殺人事件の犯人と思われてしまう、というものはあるが逃げ出してはみても案外淡白に捕まって警察とやり取りをしていくが、ここでのベンの狼狽ぶりは観ているこちらも動揺してしまう。
慌てて逃げ出し、上着を忘れてきたのを思い出して戻り、あちこちに血だらけの手形を押し付けているのを見て仰天し拭いてまわる。
殺人犯になってしまうことへの恐怖からナイフを上着の胸に入れ、曲がりきれずに事故を起こしてしまい、無駄に警察に捕まってしまうのだ。
それからのベンも涙を流して怯え、言葉は言葉にならず血のついた手を便器で洗い流す。弁護士が裁判に勝つ為に「ノーコメント」だけを言うようにと助言してもベンは徹底してしまうことはできない。周りの人にすがりながら誰も信じられないという相反する気持ちがあり揺れ動く。
ついにベンは刑務所に送られる。
そこでも数々の体験に怯え言葉は少ない。同室となった老人((ピート・ポスルスウェイト(知ってる顔に会えた。うれしい))の助けを借りながら怖ろしい囚人たちと渡り合っていく。

内気で臆病そうな雰囲気が魅力のベンだが、この作品では特別におどおどびくびくぶりを発揮。
2話目の最後、ある黒人囚人の一味になってドラッグの運び屋をしようとするベンがどうしてもドラッグ入りの包みを飲み込めない、というしょうもない話がどきどきはらはら果たしてどうなるのか?という続きになっている。
『そして、ひと粒のひかり』では女性たちが物凄く大量に飲み込んでいたのだが。たったあれだけ飲み込めないではなあ。
あの映画でもブドウで練習していたかな。

2時間弱の2話分だが、かなり見応えがある。短時間に何度もベンの裸も見れる。細いなあ。
最初のうかれて青いパンツを履くところは凄く可愛い。
刑務所で屈強な黒人囚人たちに服を脱がされ猿ぐつわをかまされ何かの液体を塗られて体中に草をくっつけられて人前にさらされる場面は思い切りマゾっぽくていい感じである。

台詞による物語の複雑な面白さは理解できず残念だが、殺人事件と刑務所でベンの大きな目が涙いっぱいになってびくついているのを観てるのは愛おしくてたまらないではないか。
物凄く気になるコンティニューで明日もまた楽しみである。

Actors: Ben Whishaw, Pete Postlethwaite, Con O'Neill, Bill Paterson

今まで観たベン主演作『パフューム』『情愛と友情』はどちらも歴史ものだったので脇役では観たものの主演で現代ものというのはまた趣が違うわけで。
変てこな髪型も可愛いし、服装もやっぱりイギリス的でいいなあとか。

今まで薄々思いつつもうこんなことを言うのはよそうと思いながら・・・現代物だと余計思ってしまうのだが、どこか松山ケンイチと重なるところがあるのだよねえ。ベンとケン。
顔が似てるというわけじゃないが、しかし鼻が凄く似てる。イギリス人と鼻が似てるって・・・。
それよりも時々見せる表情が凄く似てるのだ。やはり同じ不思議な世界の住民かもしれない。


posted by フェイユイ at 23:04| Comment(2) | TrackBack(0) | ベン・ウィショー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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