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2009年04月11日

『レッドクリフ Part I』ジョン・ウー

レッドクリフ 胡軍.jpgredcliff.jpg
赤壁

いやあ文句なしに楽しめる映画だった。手に汗握る、画面を食いつくようにして観続けた2時間余り、あっという間に過ぎてしまった。

とにかくだらだらした部分がなくて知ってて当たり前的な展開が心地よいし主要登場人物が見知らぬ髭面おっさんじゃなくて知ってる顔ばかりなのも嬉しい限り。何と言っても主人公が劉備ではなく孫権の参謀・周瑜と劉備の参謀・孔明なのがいいねえ。っていうかあの江森備『三国志』を読んだ方ならこの二人が主役というのを聞いた時はよからぬ想像をしてしまったに違いないと思うのだがどうだろう。私なんか二人が眼差しを交わすたびに「あらま、ほんとにそういう気持ちがあるのかしらん」と熱い思いがこみ上げてきてどきどきしたのだった(そういう気持ちで食いついていたのね)
しかも金城武はいつもハンサムであるのだが、この作品ではその美しさにさらに磨きがかかているようでしかも他と違う一人だけ真っ白な衣装を身にまとって綺麗だったらありゃしないのだ。
常に冷静で微笑を絶やさない美顔は、彼よりは硬派な美丈夫である周瑜と素晴らしい一対ではないか。指揮棒を置いて戦いの中に身を躍らせ、敵を倒したのは自分が頭だけではなく勇気と武力も併せ持つと孔明に見せたかったのではと思ってしまった。
この作品を観ても二人の軍師に深い友情というのか敬愛の念で結びついていたので自分としてはこれ以上ないほど嬉しくむずむずする感覚を抑えられないのだった(こういうことばかり言ってていいのか)

冒頭からして胡軍演じる趙雲の大活躍ですっかりはまり込んでしまった。私にとって胡軍はそりゃ『藍宇』はいいに決まってるけど何と言っても『天龍八部』の喬峯なのでこういう武将はまさにぴたりである。
劉備・関羽・張飛の三義兄弟は本作ではちょいと脇に追いやられているがさすがに闘将のイメージは崩さない。特に声がでかくて人間離れした強さの張飛が素敵である。
悪将の曹操には張豊毅。『覇王別姫』で蝶衣(レスリー)の思い人になるあの方だが、劉備&孫権側には美形をたくさん揃えておいて魏軍のほうは不細工(失礼)ばかりで構成するというわかりやすさである。
孫権なんてチャン・チェンなんだもん。父と兄の武功に自虐的になる若い王で可愛らしい。その妹に趙薇。気の強いはねっかえりというのが合っている。
この映画の大きな話題の一つがトニー・レオン=周瑜の妻・小喬を演じたリン・チーリンでさすがに素晴らしい美貌だ。但しかなりの長身(175センチくらい?)なので小柄なトニー・レオンと並んでいるのにトニーの方が背が高くなるというのはなあ。やっぱり男性のほうが低いと駄目なのか?(そして今ジェイが苦しんでいる^^;)金城武と並ぶ時も時々同じ背になっている。足元がどうなっているのかばかり気にする私がいけないのか。小喬とのベッドシーンも彼女の足のほうが長く見えてしまわぬよう随分気をつけてトニーを下にしてチーリンを少しずらして足を曲げさせているし^^;
いや、そんな下らぬ詮索などどうでもいい(じゃ言うなよ)なんといってもこの映画は周瑜のものなのだ。ということは劉備側でもないことになるのだよね。
トニーといえば『楽園の瑕』の弱視の剣士がめちゃかっこよかったわけでここでも頭脳だけでない男っぷりを見せ付けてくれる。
多くは周瑜と妻小喬のアツアツぶりを楽しんでいただければよいが、私たち(って何)はやはり周瑜と孔明よねー(きゃっ)

というわけで興奮のうちにPartTはあっという間に終わり心はすでにPartUへ。あー、また待たなきゃ。

監督:ジョン・ウー 出演:トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン ヴィッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童 リン・チーリン
中国/香港/台湾/日本2008年


posted by フェイユイ at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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