映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年07月14日

『イギリスから来た男』スティーブン・ソダーバーグ

pdvd000uv7.png
The Limey

正直言うとそれほど楽しんで観ていたわけでもなく少々退屈しながらの鑑賞だったんだが何と言っても不気味なほどのムショ帰り親父を演じたテレンス・スタンプがなんとか最後まで観させてくれた。

とはいえ最初テレンス・スタンプの今の顔なんて知らないからこの人誰って思ってなんだかデニス・ホッパーみたいなノリの不気味さだ、と思ってたらピーター・フォンダが出てきたんで『イージー・ライダー』?
もしかしたらホッパーを使いたかったのに駄目だったんでテレンス・スタンプになった、てことはないよな、なんて思ってしまった。
が、しかし観て行くうちにテレンスのよさが見えてきてあーやっぱこの人凄いやって見入ってしまったのだった。

一応、ここでの敵役となるピーター・フォンダとの往年のスター競演ということになるんだろうが私はそれほど『イージー・ライダー』に思い入れがあるわけでもないし、今顔を観てもさほど心が動くわけでもない。
かたやテレンス・スタンプと言えば大方の人がそうであるように私も『コレクター』の彼、というイメージだけだったのだが観て行くうちにこちらはこんなに凄みのある役者だったんだ、と改めて思い知らされ今更他の映画も観てればよかったなどと後悔させられてしまった。
『コレクター』では気に入った女性を部屋に監禁し非常に丁寧な態度で彼女の世話をしようとするのがまたう異常性をさらに高めていたのだが、ここでも犯罪者とはいえ奇妙に堅苦しく見えてしまうのはアメリカが舞台で『イギリスから来た男』であるテレンスでなければ出せない異常な雰囲気が立ちこめているからだろうか。
いかにも軽い感じの音楽プロデューサー役のフォンダとはいい対比である。しかし主人公というのは普通太刀打ちできないような相手を倒すからサスペンスが生まれるのにどう見てもテレンスの方が強そうだし怖いし、最後なんか主人公が怖くて敵が逃げ回って隠れてる、っていうのは変な展開だなあ。ピーターのボディガード役の男性がいい年みたいなのに体を張って闘うのが見ものだったが。
なんだか敵と味方のどっちに同情して観ていいのかよく判らないのだが、それをぶち破って見せてしまうくらいテレンスに迫力があったってことなのか。
とにかく彼の他の映画も観てみたくなってしまった。

監督:スティーブン・ソダーバーグ 出演:テレンス・スタンプ レスリー・アン・ウォーレン ピーター・フォンダ ルイス・ガズマン バリー・ニューマン ジョー・ダレッサンドロ ニッキー・カット
1999年 / アメリカ


ラベル:サスペンス
posted by フェイユイ at 22:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『アイム・ノット・ゼア』ベン・ウィショー場面拾い出し

photo147338.jpgca_pic01.jpg89cb81dd2a3c73586c0ef2b6afb03b68.jpg


『アイム・ノット・ゼア』でベン・ウィショーが登場するタイム。
他の人と違って出演場面がつかみにくいのでちょっと拾い出してみた。(あんまり短いのは入れてないかも、と見逃してるのがあるかもしれない)タイム自体もおおよそで書いてるので細かくは違うかも。

00:01:45
「詩人」と紹介される一瞬。

00:02:12
「歌は一人でに歩き出す」と言うだけだけどやっぱりディランだ。

00:05:46
「A・R・T・H」「座って」と言われベン=アルチュール=ディランが座る。指が長くて綺麗だ。「ARTHUR RIMBAUD」年齢を問われ酷く不機嫌そうな表情がかわいい「そうだ。何故調べる?」眼をきょろきょろさせボブ・ディランの声で話してる。

00:09:26
煙草をくわえて「運命論者じゃない」火をつける。話し方がもう歌っているように音楽的なディラン、になりきっている。

00:20:01
煙草をくゆらせながら「詩人という言葉は嫌いだ」口をくちゅくちゅするのが可愛い。煙草を持つ指が細くて長くて綺麗。画面が変わってもベンの声が続くのでそのままで。「目で見て耳で聞き、呼吸し毛穴にすり込む。風は眉間にふき私の巣に蜜を貯める」

00:33:45
ベン目をきょろきょろさせる。だけ。

00:43:59
「ウディは死んで」から始まり画面は「どん底でもがいてる男が書く詩を書いた」の少しだが場面が変わってもかなり声をきけるのでそのままで。
00:44:51くらいまで

00:57:37
「静寂や経験は示す人が最も脅えるものを」

01:13:37
「僕は混沌を認める。混沌は僕を認めるか?」
ここでも目の表情がすばらしい。少しだけ目線を動かすだけなんだけどディランの苛立ちが伝わってくる。

01:27:13
「お尋ね者の心得7カ条」について
間が途切れながら声がきけるしベンの顔も登場するので7カ条言い終わるまでそのままで。
01:30:08までかな。一番長い。声を聞くだけでも幸せな。声がとてもすてきだ。ディラン的な発音も。

01:58:23
「僕は病気だ」から始まってベンの映像は短いが台詞が聞ける。

02:05:12
一瞬
 
以上。かな。
落としてたら教えてください(笑) 
でも素晴らしい映画だから全部観てね。
なんて書かなくてもこれを読んでる人は全部観てるはずですね(笑)

今頃になってヘインズ監督がベンについて語っているインタビューを観た^^;(す・すまん)
ベンがイギリス人なのにディランのアクセントをとてもうまくさりげなく真似ている、抜群だと誉めているので嬉しい(笑)
今度は一人主演で使ってください。
posted by フェイユイ at 01:37| Comment(6) | TrackBack(0) | ベン・ウィショー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。