映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年08月15日

ベン・ウィショー『My Brother Tom』英語字幕で

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久しぶりにベン・ウィショー出演の『My Brother Tom』を観た。ただし前回と違って今回は英語字幕。英会話を聞きとるのも読むのも全く駄目とはいえ、さすがにドイツ語字幕を睨みつけているのに比べれば英字幕のなんとありがたいことか。さすがに聞くだけよりはるかに判ったつもりになれるものだ。
前回がこれ41Ka+knVgdL__SS500_.jpg


今回はこれ

しかも気のせいか映像もUK版のほうがいいような。堪能した。

何回も言っているような気がするが、ベンの若い頃10代かやっとそこを脱したくらいの映像がしかもこんな優れた作品として記録されていることがうれしい。
少年期にしかできないような物語を演じているベンは彼自身痛々しいほど痩せていてそのことがこの物語のトム=デイヴィッドの境遇と精神をそのまま表現しているようだ。
ベン=トムと同じように体と心を傷つけられる少女ジェシカ。二人の関係は男女でありながら普通の恋人同士ではなく兄弟であり双子なのだというのがいかにもベンが好きそうな設定に思える。
体の傷を隠そうとするトムにジェシカが自分の傷を見せることから二人は同じ一つの体であり精神なのだという繋がりを持つ。
森の中で素裸になり獣のように叫ぶジェシカとトム。
近しい大人から避けがたい性的危害を与えられてしまう二人は二人だけにしか判らない秘密の関係なのだ。
そしてさらに互いを傷つけあうことで二つの魂はより強く結び付いていくように思える。だが抑制のきかないトムは次第に加虐性を増していきそれはジェシカを傷つけた男へと向かってしまうのだ。
剥き出された魂はひりひりとした痛みを訴える。凍えそうに見える池の水で体を洗うことが彼らを少しでも清めてくれたのだろうか。

この時のベンの体の細さって。坊主にしてるせいで余計骨っぽさが際立っている。服がぶかぶかなの。愛おしい。


posted by フェイユイ at 00:55| Comment(6) | TrackBack(0) | ベン・ウィショー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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