

FAKE ID
なんかうろついてたら偶然見つけたこの映画。どうせ変な代物だろうとおっかなびっくり観始めたんだが、これがとんでもなくキュートな作品だった!しかも最高におかしくて笑いっぱなしにしてくれる。(上の画像だけ見るといい男いなさそうだけどまずは観てみて)
変な話と言えば変な話なんだが。演劇関係の大学へ行こうと思ってる仲のいい二人の男子(高校を卒業したばかり、ということななのかな)デイヴィッドとエリック。うっかり大学の入学願書を提出しそこねて宙ぶらりん状態。町にある演劇集団で練習しながらデイヴィッドのおばさんが探してくれてる大学試験の情報を待ち、なんとなくな毎日を過ごしている。
二人が所属している劇集団というのが変わってて男性全員がゲイなのだ。ストレートのデイヴィッドはゲイに偏見はない、と言ってわざとふざけてゲイっぽい仕草をして見せたりする。それを見ているエリックは複雑な思い。実は友達には隠していたがエリックもまたゲイなのだった。
この二人が二人とも凄く可愛い。特にストレートだと言うデイヴィッド君のほうがゲイに好かれそうな筋肉質のキュートボーイなんだけど。エリックはもう少し細身で優しげな面立ちのハンサム。
エリックが親友にどうやって自分がゲイなんだとカミングアウトするかという問題から始まり、次いでデヴィッドが親友含め周囲の男たちがゲイばかりの中で自分だってゲイじゃないのか?という焦り(?)から突如ゲイ宣言をして劇団のゲイカップルを驚かすというかあきれさせる。
ゲイらしくしようとしてとんでもない女装をして現れたディヴィッドに「無実の罪で逃亡中なの?」と聞くのがおかしくて転がってしまった。
続いてゲイの二人は初心なディヴィッドにゲイとしてのテストをしてからかって遊び始める。途中入った電話での会話でディヴィッドは二人の悪ふざけだと判り飛び出した。
ディヴィッドが遊ばれている間に彼のおばさんから試験を受けられる大学を見つけたので24時間内に(だったかな)やって来い、という留守電が入る。行方不明のディヴィッドを劇団仲間が探し回る。
初体験の相手を見つけて話し合っていたディヴィッドをもう少しで取り逃がした仲間は帰宅した彼に一芝居打って説得する。
エリックはデイヴィッドとともに入学試験を受けて合格。二人の夢がかなった。
というなんだか他愛もない話なんだけど、観ててすっごく楽しいの。出てくる俳優たちがみんな魅力的だから、というのが理由なんだろうな。
こういうのってわりと出演者がどうしてもそろわなくてがっくり、ってことが多いから。ってことはこういうゲイムービーでも出演することに以前ほど抵抗がなくなってきたってことか。
しかし一体このDVDってなんなんだろう。
アメリカで結構こういうタイプの映画はたくさんあるけど日本公開はされなくてDVDだけ出たという奴なんだろうけどなあ。
映画自体もかなりフィルムの質が悪そうで^^;低予算なのだろうと思えるけど。
とにかく私的に凄く好きなタイプの男性ばかり登場してくれて嬉しい。二人の主人公も可愛いけどエリックといい仲になるブレントンもかっこいいしマックスも素敵(初め彼がベン・アフレックに見えた^^;)
よく判らん存在のドラァグクイーン・キャリー・ジョー。やたら目立ってるけど案外存在理由がないのがまた変(笑)
それにしても楽しかったなあ。こういう映画のDVDあちこち隠れているのかしらん。突然見つけるんだもんな。探索しなきゃ。
監督:ギル・D・レイエス 出演:ステュアート・ペレルミューター ジェイソン・C・デッカー ブライアン・グリゴル マーク・フィッシャー ミシェル・シリル・クレイトン ニーナ・バーンズ
2004年アメリカ
この映画DVDはDISCASにはなくて、DMMで借りました→ここ
誰も借りないみたいなのですぐレンタルできました(笑)
ラベル:同性愛