映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年09月25日

ジョージ・クルーニー監督が、親友マット・デイモンを主役に抜擢

ジョージ・クルーニー監督が、親友マット・デイモンを主役に抜擢

「暫くマット主役がないと嘆いてたら立て続けに」と言ってたらホントに目白押し。
いつになるのか、判らないですが(笑)

あの「ジョージ・クルーニーに迫った男性記者」事件のことにもマット絡んでたのね。どんな仕返しがくることか。


posted by フェイユイ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マット・デイモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『歌え!フィッシャーマン』クヌート・エリーク・イエンセン

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Heftig og Begeistret/Cool & Crazy

北国ノルウェーの最北の小さな町。男声合唱団「ストランドボーイズ」ボーイとはいえ何しろ最高齢が96歳、そして弟87歳も含めてかなり高年齢の男声合唱団のドキュメンタリー映画。

男女によって聞き心地というのはやはり違うものなのだろうか。男声合唱団というのは深みのある落ち着いた低音が女性の耳にはとても心地よいのである。
人口も少なく漁業とその加工工場がひとつだけあるという小さな町に住む彼らは口々に住んでいる町を褒め称え他の土地には行きたくないと言う。だってね、自然豊かでのんびりしてて建っている家もみんな北欧の可愛らしいデザインで内装も決して豪華じゃないけどみんなこじんまりとしてきれいなの。まあ、若い時はちょっとつまんないだろうけどこんな可愛い家ばっかりならいいよなあ、なんてよそ者は思ってしまう。
だがしかし。美しい自然はまた恐ろしい自然でもあって高齢のお爺ちゃんたち合唱団をわざわざ外に立たせて歌わせると、髪も目も鼻水もみんな凍っちゃって、うわ死んでしまうんじゃないかと心配になる。いやあ地元住民だから大丈夫。なのか。
吹きすさぶ雪風を観ているとさすがに怖気づいてしまうが。

本ドキュメンタリー。ボーイズの各個人にインタビューし合間合間に歌を歌う。
お爺ちゃんが殆どだが皆口をそろえるのは女性が大好きで若いころは鳴らしたもんだという自慢話。いまも軽く遊ぶんだ、というつわものである。
歌が大好きで、若い時は外国人を見ると歌を歌い、認められたら世界のスターになれるんじゃないかと期待した人、都会へ出てエンジニアになりたかったが目の病気で最初の文字と最後の文字を逆に読んでしまうという人、ずっと愛じ合っている女性がいるが実は結婚していない人、妻との間に子供が二人、別の女性との間に一人と言う人、共産主義者でロシア(というのかソ連というべきか)信奉者、など色々な男性たち。
元クスリ中毒だった人、色んな楽器を演奏するのが好きと言う人、三つ子の孫がいる人。
年齢は高年齢から中年くらいまでとかなり幅はあるのだがみんな仲良しで思いやりを持っている。
ただロシアに合旅行した時だけはロシアびいきの男性に他の者たちがこんな町は嫌だとか口喧嘩になってしまったが。
まあそんな争い事がありつつも年取ったボーイズたちは冬の寒さにも負けず歌い続ける。

わくわくするような展開があるわけでもない。歌が大好きで小さな北の町を心から愛してる彼らを淡々と写し撮っていく。
歌声が凍りつく冬空の下でも高らかに響き渡るのだった。

監督:クヌート・エリーク・イエンセン 出演:ベルレヴォーグ男声合唱団
2001年ノルウェー
posted by フェイユイ at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ブッシュ』オリバー・ストーン

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W.

えー偶然昨日に引き続きオリバー・ストーンである。偶然というのはこのDVDレンタル開始して間もないのにすでに在庫だらけ。一応希望が多いと見たのかやたら在庫数あるのに登録者の数は驚くほど少ないのだ。確かにやっと任期が終わってほっとしたのに何が嬉しくて2時間以上もジョージの顔を観ねばならんのか、という現れであるのか、もうすでにどうでもいい存在なのか。私としては続けて観れるのはよかったが、それでも物凄く嬉しいというわけではないし。

さて観通して印象的だったのは猛烈に食事のシーンがあること。以前にも何度も書いてるのだが、私はアメリカ映画の多くで食べるシーンというのはタブーなんだな、と感じているのだ。日本人は食べるシーンがとても好きだしいや、アメリカ以外はアジア各地でもヨーロッパ映画でも食事のシーンと言うのはとても心を通じ合うとかいいイメージで使われると思うのだがアメリカ映画では物をガツガツ食うのは大概馬鹿のイメージで無作法だとか無遠慮だとか無神経だとかとにかくかっこいい主人公の男女は「あまり欲しくない」と言ってすぐ食べるのを止めてしまう。繊細さを見せつける為だと思う。私はこれが嫌いでいつも苛々してしまうのだが、本作の主人公ブッシュの食うこと飲むこと、これまでのアメリカ映画の主人公の中で一番食ったのではないだろうか。私がいつもむかっときてしまうハンバーガーを投げ捨てるだとかそういうことはせず、ひたすら食う。人のまで食う。コーラだかアイスコーヒーだかもぐいぐい飲む。酒も(酒はどの映画でも飲むからいいんだが)がんがん飲む。残したりせず綺麗に平らげてしまうのである。
明らかにこれはブッシュの無神経さを笑っているんだろうなあ、と思ったのである。
彼が最も苦悶した場面はしこたま酒を飲んだ次の日に気持ちが悪くなるのと、TVを見ながらスナック菓子をぱくついてたらのどにひっかかって苦しみぬくシーンなのではないか。
とにかく彼の行った政治への反感は彼をあさましく描くことで表現されていて、それが物凄い食欲だとか口の中に指をつっこんで歯につまったものを取る仕草だとか、トイレで用を足しているシーンだとか、ヒーローものなら決して取り上げない映像がたっぷり盛り込まれているのだ。

しかしそんな無神経直情型人間だと嘲笑いながらも彼の繊細さを見せている部分もある。思いすごしなのかどうなのか、父ブッシュはジュニアである自分より弟ジェブを愛しているんだという悲しみである。彼の場合若い頃が酷過ぎるのでそのせいもあるだろうが或いは酒びたりになったのも出来のいい弟への負い目だったのかもしれない。そしてその苦しみが彼を大統領にさせ父から褒めてもらいたい、お前を一番誇りに思うと言ってもらいたい、と願いが、結局はさらに彼をどうしようもないところまで追いつめていってしまったかのように思えてくるではないか。親子の軋轢から戦争まで引き起こされてはたまらないが歴史というものはそういうものなのかもしれない。

作品の中に何度となく野球のシーンも出てくる。彼が野球好きで選手でもあったというのは例の「靴投げられ事件」の時に知った。ついでにあまりうまくなかったという注釈つきだったが。しかしあれで彼がどんなに反射神経が鋭いのかを知った。あの年齢であの状況でよく避けたものだ。
本作でも本当は野球選手かコミッショナーか、になってみたいと願い、TV中継を観、球場に行ってセンターポジションに立つのが好きだと言う台詞がある。そしてラストシーンは彼がセンターで高いフライを待ち構える。これを取れば間違いなくヒーローだ。ところがボールは落ちてこない。ブッシュはヒーローになれる大事なフライを見失ってしまう、という皮肉で幕が下りる。

ブッシュ役のジョシュ・ブローリンはこの役を頼まれた時物凄く嫌がったそうだが、当然だろう。しかも「そっくり」と見えるほどに完成されている。嬉しいものか嬉しくないものか。
しかもさすがにハンサムなのでちょっと素敵に思えてしまうのはマイナスか。
マッチョなテキサス男なのに父親を「パピー」と呼ぶのはやっぱり笑えるのかな。そしてやはりおぼっちゃま。いい学校に行くので例の変てこなフリーメイソンみたいな儀式を受ける。記憶力がいい、という才能を見せる。

無神経さが強みの彼も最後になるとさすがに弱点を突かれていく。持ち前の口のうまさも反射神経もしどろもどろになっていく。
実際の映像でオバマに大統領の席を渡した時は随分ほっとしたように見えたのだが、心中はどうだったのだろうか。

監督:オリバー・ストーン 出演:ジョシュ・ブローリン リチャード・ドレイファス スコット・グレン ジェフリー・ライト タンディ・ニュートン ジェームズ・クロムウェル エレン・バースティン
2008年アメリカ
posted by フェイユイ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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