映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年04月16日

『ウォンテッド』ティムール・ベクマンベトフ

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WANTED

この映画を観る人の目的の殆どはアンジェリーナだろうなあ。主人公を演じるジェームズ・マカヴォイファンも多いのだろうか。
私としてはロシア映画『ディ・ウォッチ』『ナイト・ウォッチ』が面白かったのでこの映画を作ったのがベクマンベトフ監督だと後で気づいて観てみたくなったのである。
で、内容としてはほぼ『ナイト・ウォッチ』シリーズと同じであった。

どちらもモロオタク的感覚作品で自分も同じ穴のムジナであるから気持ちは判るけどいやもう露骨に内に籠った世界なのだよね。つまり現実とは思えない夢想的世界なんである。
よほどこういうスタイルが好きなんだろう。『ウォッチ』と同じ設定。古から伝わる掟、とそれに従って生きる特殊能力の人々が普通の人間社会の中でその力を見せつける、という。そして父と子の絆。息子が暗黒世界へ入ってしまうというのも同じで。
いやいや文句をつけてるわけではないのだよねー。こういうのっていうのはつまらない現実社会の中で抑圧されているオタクサラリーマン&ウーマンが夢想したくなる世界ということで。今迄何の才能もなく馬鹿にされ叩かれてきた若者が実は超能力を持っていることを知らされる。それも超のつく美女に。
激しい訓練で傷ついてもすぐに癒される回復風呂に入り、何日かの修行で才能を目覚めさせる。いやもうたまりませんね。
人もネズミもどんどん殺されてしまい惨たらしいも残虐も言ってられない。どーせ映画なんだから楽しむだけ楽しんでそれでいいではないかと。

それにしても自分としてはベクマンべトフ目的だったんだけど、結構い役者が出てるのだねコレ。
モーガン・フリーマンにトーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプまで出てた。コンスタンチン・ハベンスキーは「ロシアン」役で登場。そのままじゃないか。
フリーマン氏が出てくるだけで映画の格がぐっと上がって本物っぽくなってしまう気がするし、ドイツ人は相変わらず悪役で登場だが息子がスコットランド人?ですか。いいけど。かっこよかったなあ。クレッチマン。登場時間は少ないが彼を見る為だけでもこれ観てよかったよ。
テレンス・スタンプ。何故?もう少し変な役作りでもよかったような。でもやはり嬉しい。
少々文句があるのはアンジェリーナで。好きですが、いくらなんでも痩せすぎじゃないでしょうか。まるで収容所から出て来たばかりみたいに痛々しい。あと10キロくらい太っていいんじゃないでしょうかねえ。こんな痩せたのを良しとするのは危険じゃないか。

なんといっても映像処理が煩いし、ここまで内向的な世界を見せつけられるとさすがに危ぶまれてしまう。殆ど「アリス・イン・ワンダーランド」的映像だと。
すべてが夢、と思えてしょうがない。

クレッチマンがすてきでそこだけもう一度観たい。

言葉にこだわるのはやはり外国の監督だからだろうなあ。「アイムソォリィ」って。

監督:ティムール・ベクマンベトフ 出演:アンジェリーナ・ジョリー ジェームズ・マカヴォイ モーガン・フリーマン テレンス・スタンプ トーマス・クレッチマン マーク・ウォーレン デヴィッド・オハラ コンスタンチン・ハベンスキー
2008年アメリカ


ラベル:SF オタク
posted by フェイユイ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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