映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年05月08日

『シルクロード 第一部 絲綢之路』第一集「遥かなり長安」

何だかNHKづいてるようだが、またもNHKの昔の番組『シルクロード 絲綢之路』第1集「遙かなり長安(1980年4月7日)」を観た。
問題も色々とある番組みたいなのだが、ここではその内容についてのみの感想である。
私としては昨日までシベリアをうろうろしてたので少し南下したのであった。

NHKのドキュメンタリー番組と言えばまずこの名前が挙がってくるだろうと思うし、自分も観ていたことは確かだが、やはりこれもすんなり頭に入っているわけもない。

デジタルリマスター版となっているがそうなのかな、と思うほど映像の肌理が荒く思えるしシンプルと言うべきか非常に単純な作りに見える。
喜多郎(またまた。鬼太郎ではない^^;)の音楽と石坂浩二さんのナレーションがなかったらかなりとっつきにくかったんではなかろうか。
しかし1980年に製作されたということですでに30年の月日が経っている。映像の中の酷く昔のように見える中国と人々の様子。服装は殆どあの味気ない(というか今観れば不思議な味わいの)人民服である。
兵馬俑が発見されて数年後まだまだ恐ろしい数の兵馬さんが発掘途中でNHKスタッフが現地の人に2000年になってまたおいで、と言われていたりする。現在はそれをまた通り越してしまってるわけで。
一旦観始めると面白くなってしまう。
これは昔観ててもさっぱり判っちゃいなかったはずだ。
それにしても兵馬俑はじめ様々な絵画・工芸に見入ってしまう。兵馬の技術・デザインには目を見張る。西から伝わってきたキリスト教の絵画のキリストはすっかり東洋人みたいだ。それはインドからきた釈迦の顔もまたしかりだけど。

シルクロード・絹の道は長安に始まり長安に終わる。かつて絹の価値はその重さの金と同じであったという。
今のウイグル自治区であるホータンにはその当時絹が生産できなかった。が、蚕の繭は輸出が禁じられていた。そこでホータンの王は中国から花嫁を迎える際に蚕の繭を隠し持ってきてくれと頼み花嫁はその冠に繭を隠して嫁いだという。なんともスリリングな話ではないか。
1500年前のトルファンで作られた絹の造花が乾燥のおかげでまるで今作られたかのような形で残っているのにも驚きだ。

今回はこの長安での物語。距離だけでなく時間もまた遠くなった。
30年の月日は今回もまたこれから観る景色も人もどのように変えてしまったんだろうか。
ちょぼちょぼと折を見つけて観てみようかと思う。


posted by フェイユイ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NHKドラマ『ゲゲゲの女房』ずっと観てるんだよね、これが

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まじ(本気)で珍しくTVドラマ『ゲゲゲの女房』を観ている。リアルタイムでTVドラマを楽しみにしてるってどのくらいぶりだろ。
前回ここで書いた時はしげる夫妻が結婚前で二人よりも周りのベテラン陣を褒めていたが、上京して二人の生活が物凄い貧乏生活が始まってからはベテラン陣の出演はなくなってしまったのだが、今はもう主演二人にすっかり見惚れていて彼らの一喜一憂を見守っているのである。
私が主演二人の他の顔を知らないせいもあってか、より二人がしげる夫妻そのもののように入り込んでしまってるようだ。

何しろ二人とも古い昭和の夫婦である。自然と男女差差異があり、亭主は威張り、妻はそれに仕える、という風情が当然の世界である。でもそれがしげる夫妻として観ていると微笑ましくてなんともよいではないか。それはしげるさんが自然体で優しい人だし、奥さんが大きな女性でありながら身を小さくするようにして健気にしげるさんに寄り添っている様子が可愛らしいからなんだろう。
原作を読んだ時も奥さんの古い女性らしさに打たれたのだが、ドラマの奥さんもとても素敵なのだ。
ドラマを作っている人たちは若い世代の方たちでこういう本当の貧乏というのを本当は知らない、と書かれていたが、だからこそある意味憧れのようなものを含んでこのドラマを作っているのではないんだろうか。
毎回貧乏生活がおかしくて悲しくてほのぼのとしてくる。時々見える怖いはずのお化けたちもなんだかとても親しみを覚えてしまう。

あれから人気は出てきたんだろうか。その辺は知らないんだけど、このドラマはやっぱりとても素晴らしい。
水木しげるさんのファンだという若者が「水木先生の漫画は怖いんだけどどこかとても懐かしい」と言う台詞がある。このドラマもどこか懐かしい風情がある。
奥さんがしげるさんに中古自転車を買ってもらっては泣き、マンガの手伝いをして褒められたり、それが一冊の本になっては泣いてしまう。そんな小さな感動にこちらも泣けてしまうのだ。

布美枝さん役の松下奈緒さん、すらりとした美女なのにここでは大女だの一反木綿だのと言われてしまう。けなげに献身的な姿と泣き顔につられてこちらも泣いてしまうよ。
しげるさん役の向井理さん。最初はあんまりハンサムなのではないかと思ったがだんだん本物のように思えてきた。水木さんは戦地で片腕を失っておられるのでドラマではどうなるのかと思ったのだけど、これも自然な感じでされているように見える。でもマンガを描く時は確かに片腕で原稿用紙を押さえるわけで大変だと思った。ぶっきら棒だけど優しい。素敵だなあ。
何だか毎日とてもアツアツの仲良しぶりを見せつけられてる感じ。こんないたわり合ってる夫婦の姿って今のドラマではあまり見られないのではないのかな。
ラベル:TVドラマ
posted by フェイユイ at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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