映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年05月21日

『オックスフォード連続殺人』アレックス・デ・ラ・イグレシア

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The Oxford Murders

時折、こういう衒学めいたミステリーというのが登場する。ペダンチック、と言う奴である。一般人には何のことやら全く理解不能な定理やら理論やらを展開して文字通りひけらかし、観る者(読む者)を惑わしていく。殺人ミステリーにおいて起こった事件と答えだけを言ってしまえばあっという間に終わってしまう。それじゃ面白くないので作者は事件を隠したりミスリードしたりで犯罪を面白くしていく。その手段がどんどん変な方向へ走っていくとまるで事件と関係ないような、しかし物語に重みを与えんが為に無闇な学説などが飛び交うことになってしまう。
この物語も簡単に話を運べばそれほど驚く筋書きでもないのだが、舞台がイギリス・オックスフォードで老獪な学者と彼に憧れて留学してきたという頭脳明晰な若者が奇妙な理論を振り回すのが楽しいのである。
なのでそういう装飾が嫌いでそのままずばりを見極めてしまう向きにはやや物足りない話かもしれない。
自分としては話を複雑にする為の空論がややしゃらくさい気もするのだが、何しろ昨日観た『マトリックス』と言う言葉も出て来たし(字幕では出なかったけど)ジョン・ハートの老学者とイライジャ・ウッドそして不気味なロシア人(?)も登場してなかなか面白かった。しかし昨日からやたら数字が並び理屈っぽい話ばかり聞いてる。どちらも人を迷路に閉じ込める為の幻惑なのだが、そういうの嫌いじゃない。

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア  出演:イライジャ・ウッド ジョン・ハート レオノール ワトリング ジム・カーター アレックス・コックス ドミニク・ピノン アンナ・マッセイ ジム・カーター ジュリー・コックス
2008年 / イギリス/スペイン/フランス


ラベル:ミステリー
posted by フェイユイ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『マトリックス』ラリー&アンディ・ウォシャウスキー

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THE MATRIX

作品をきちんと観たことは一度もないのだが、何しろ話題になった映画でTV放送をちら観したり何かと取り上げられているのを何度も観ているので少なくとも見どころ場面はすっかり観てしまっていた。
今回やっと観通すことができたがさすがになかなか面白い映画であった。ただ没頭し熱愛する、とまではならないのではあるが。柔術だのワイヤーアクションだの(柔術と言いながら何故かカンフー)アジアンテイストがかなり入り込んでいて笑える要素が多いのも楽しかった。

それにしても最先端のようなものが題材なのにも関わらず設定物語は大昔からまったく変わらないのだね。「選ばれし者」が「救世主」となり仲間と力を合わせ、人類を脅かす恐ろしい敵と戦う。主人公が勝利を掴むのは敵と違い「愛の力」があったから、という。
そういうスタンダードな筋立てだからこそこのとんでもない世界の表現が飲み込めるのではあるだろうけど。
主役のキアヌー・リーブスは確かに本作めちゃハンサム。

のけぞったキアヌーの上を弾道が走る、だとかまっ白な背景から物体が飛び出してくるだとか何度も映画以外で繰り返し観ることになる特殊な映像が満載である。
しかし人一人殺すのに銃弾の浪費が酷過ぎる。どうしてもしみったれてるんで一弾必殺でやれんのかと思ってしまう。
どうしてもあまり書くことがない。
せめて続きの2・3弾を観ればまたそれなりに思うことがあるかもしれない。

監督:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー 出演:キアヌ・リーブス
ローレンス・フィッシュバーン キャリー=アン・モス ヒューゴ・ウィーヴィング ジョー・パントリアーノ グロリア・フォスター
1999年アメリカ
ラベル:SF
posted by フェイユイ at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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