映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年06月16日

2010FIFAワールドカップ・南アフリカ共和国大会 『ホンジュラス×チリ』

ワールドカップ1次リーグ・一巡目もだいぶ押し迫ってきた。
期待してたポルトガル×コートジボワールは何だかもう互いに足が出ない感じでじれったい試合だったなあ。
むしろ今終了したホンジュラス×チリが面白かった。チリが圧倒的に攻めまくりではあったけど他の試合みたいに互いに様子見みたいなんじゃなくてぼんぼん蹴り込んでいくのが楽しかった。同じ1点先取でも日本みたいに「この1点を守りきれ」じゃなく最後の最後まで追加点取りにいくチリチームだった。

ところでゲームは観なくても一応全部結果を気にしてるつもりだったのにイタリア戦があったことを全く気付かずにいた。そうか。日本戦の後だったんでもうイタリア戦のことすっかり忘れてたのよね。ニュージーランド×スロバキアもあってどちらも1対1の引き分けだったのだ。そうそうそうでした。

これで後はこれからスペイン×スイスが終われば1次リーグが一巡するのだ。
本大会って南アフリカ共和国っていうのもあっていまいち場所的に端っこだし、イケメン選手もいつもより少ない気がするし、派手なパフォーマー選手もいないし、話題が少ない気がするのだよね。加えて日本では前評判が低かったし(この前の勝利で持ち直したのかな)選手も以前よりキャーキャー言われない感じだし。
メッシもロナウドもドログバもルーニーもあまり大活躍じゃなかったもんね。
そういう諸々があるせいかどうかこの初戦めは地味な印象だった気がする。誰が一番目立ってたんだろ。イングランドのグリーンか?^^;
ボールが一番目立ってるし。飛び過ぎ。
ブブゼラか。日本仕様。オシムジャパン。

日本的には日本が勝ったことが一番予想外だったのだよねー。きっと。
松井から本田へのパスそしてゴール。録画しても一度観たけどやっぱり気持ちいい。
オランダ戦、どうなるか。岡田さんはまたとんでもない作戦を立ててくるのだろうか!?
posted by フェイユイ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アフリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ユメノ銀河』石井聰亙

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多分この映画で初めて浅野忠信を観て「こんな綺麗な人がいるんだ」と凄い衝撃を受けたのを覚えている。今観るととても若くて確かに綺麗だけど、もう少し年をとった方がもっと綺麗になってる気もする。とはいえ、ほぼイメージが変わらず今に至っている、と思えるのはやはりこの顔が好きなんだろうなあ。今の方が年をとった分面白みが出てて魅力的だが、この作品の彼は本当にミステリアスで美しい。

映像も音声もわざと荒くして本当に昔を思い出しているようだ。
古い型のバス、バスに乗って切符を切る女性の車掌さん、そんな彼女たちに高圧的な態度の運転士。車掌に憧れていたトミ子は失望する。
そんな時別の会社で同じく車掌の仕事をしている友人ツヤ子が死亡した知らせが届く。そして彼女から届いた手紙には彼女の婚約者であり運転士である青年・新高が彼女を殺そうとしている、と書かれていたのだった。
また女性車掌達の間では「新高と言う男は恋人に飽きたら殺して、次の獲物を探す」という噂が広まっていた。
その新高がトミ子の勤務するバス会社に転任し、トミ子と組んで働くことになる。トミ子は新高を怖れながらも次第に惹かれていくのだった。
ついに正体の判らない青年・新高とそんな謎の男に騙されまいとしながら恋してしまう娘トミ子。
物語は女性の少女期における不安定で微妙な心理を表現しているようだ。揺れ動き傷つきながらもしたたかに生き延びてしまう女の強さも描かれていく。
新高を演じる浅野忠信の謎めいた切れ長の目が印象的だ。繊細な指は確かに少女が恋する男性に相応しい。

夢野久作原作である。
バスの乗客として嶋田久作が最後に瞬間登場する。こちらも謎めいている。

監督:石井聰亙 出演:小嶺麗奈 浅野忠信 京野ことみ 黒谷友香 真野きりな 松尾れい子 嶋田久作
1997年日本
posted by フェイユイ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする