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2008年06月22日

『少年たち3』第2話〜第5話

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第1話では少々退屈を感じたが2話〜5話は一気に鑑賞。非常によくまとまった優れたドラマであった。
とはいえ、自分は『悪(ワル)』なものに惹かれる性(サガ)であるゆえ、こういうまっとうなドラマが大好きとは言い難いわけで(ムロンこれはドラマの中の話なので実生活とは違う。大人の脳で考えてもらいたい)あるが、それでもなかなか涙したりさせられたのであった。特に可愛いサユリちゃんの話はぐっときてしまう。彼女の母親が本当に更生したことを願いたい。どうしても信じきれない自分なのであった(ドラマ中に母親の暴力シーンがあったら、殴ったり煙草の火を押し付けたり、火傷させたり、などを見せられたら視聴者としてはその女を信じるなーと叫ぶだろうが、そういう場面が一切なかったのでいまいち騙されている気がするのだ。かなり年上のお兄ちゃんが一緒だから少しはいいが)
若干、こううまく行くかな?という気もするがそれでも正義感溢れる主人公の行動力は観ていて楽しいものであった。
沢田老人はいいんだけど自分としてはちょっとウザいところもあるわけで。しかし彼がいなくて広川一氏だけでは他の少年はいいとしても北川少年のようにまでなってると出会ってすぐの男にそうそう心を開くものでもないだろうから、その辺でどうしても必要な役だったのだろう。
実のところ、私としては新井浩文演じる北川と沢田老人の関係のみが深く描かれているドラマが観たいわけである。
男同士の関わりというのをやらせたらもうたまらなくいい新井浩文なのであるが、このドラマでもしっかりそういう関係を成り立たせていたのだとちょっと興奮気味の自分なのであった。
北川を追いかけていくなら必ずその体に刃をつき立てられると判っていながら彼を放っておかなかった沢田老人。その愛情をためすかのように沢田老人にナイフを向けずにはおれなかった北川の心の揺れが狂おしく感じられる。映画だったらこの箇所に焦点をあてて描けたのになーと思うわけなのだが、それでも沢田老人と北川少年の心のつながりには、びんびんと共鳴してしまうのだった。
そしてこれが映画へと向かったのが新井浩文主演映画『ゲルマニウムの夜』なのだろう。あの中で沢田老人は罪の子・朧の懺悔を聞く神父へと姿を変え、再び苦しむことになる。そういえばここでの新井浩文の不良ぶりは他の映画での不良姿と違い、『ゲルマ』の朧に似通っているのは偶然だろうか。ほっそりした美しい少年のイメージなのである。

ここまで新井浩文の朧と重なるイメージを以前のドラマで観れるとは思ってもいなかったので実に嬉しい驚きだった。
おまけに自分はモーターサイクルライダーに惚れる癖があるのでその意味でも落ちてしまったのだった。

というわけでドラマ自体の出来栄えも感心できるものだったし、新井浩文鑑賞としては思いがけずも涙モノだった。

ドラマとしてはなんといってももたいまさこさんの裁判官は特筆すべき。彼女の裁判官ぶりはもっとたっぷり観たいほどだった。時間が短すぎる。彼女の裁判官シリーズも作ってもらいたいものだ。

演出:岡崎栄、磯智明、田中正  脚本:矢島正雄  出演:上川隆也 麻生祐未 新井浩文 成宮寛貴 佐々木和徳 遠藤雄弥 小林桂樹 金田明夫 浅野和之  近藤綾子
2002年8月17日から9月9日まで放映。全5回。


posted by フェイユイ at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 新井浩文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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