映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年07月03日

『最も危険な遊戯』村川透

最も危険な遊戯.jpg

『それから』を初めて観て松田優作いいなあ、と初めて思ったものだから、もう少し作品を観ることにした。
これなんかは私のイメージどおりの彼である。
細長いシルエット、眉間にしわを寄せた男っぽい風貌、低い声、かっこよく決めたかと思うと、話し言葉は妙に丁寧語だったりする独特のユーモア。作品自体は徹底した娯楽と言う感じでサム・ペキンパーが色濃く影響されているが松田優作のいうキャラクターのおかげでそういう「似せた」感じは払拭されてしまう。あんまりガチガチにシリアスなのよりこういうちょっととぼけた味のあるアクションがより個性を惹き立てるようだ。
この作品も影で彼の存在を表現している箇所がいくつもあるがこの他にないシルエットは当時としてもいや今でもそうそうお目にかかれないのではないか。
ひょろんとした細長い手足。もじゃ髪に帽子というちょっと外した感のあるかっこよさ。
などと褒め称えると昔から大ファンのようだが、もう何度も書いているがさほどファンというのでもなかった。もしかしたらかっこよすぎると思ったのかもしれないし、やはりこういう男性的な作品とキャラクターに反発を感じていたのかもしれない。
今観てるとそういった演出もまあ男性向け娯楽作品だから、ということで笑いながら観ることができる。大人になったもんだ。
とにかく大人になった目で観てると確かにこりゃあかっこいいや、と今更ながら唸ったわけである。理解できるのに時間がかかるのも程があるってもんだけど。
サム・ペキンパー風味とはいえ女を手荒く扱う素振りだとか長い手足を思い切り見せ付けるポージングだとか車を追い越さんばかりのスピードで走っていく姿も大勢の敵を相手に一匹狼で挑んでいく潔さも一つ一つ男だったら真似してみたいかっこよさである。

それにしても早く亡くなったとは思ってたけどたった40歳だったんだなあ。

監督:村川透 出演:松田優作 田坂圭子 荒木一郎 内田朝雄 草野大悟
1978年日本


ラベル:アクション
posted by フェイユイ at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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