映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年07月16日

『イツカ波ノ彼方ニ』丹野雅仁

A DAY BEYOND THE HORIZON.jpg

A DAY BEYOND THE HORIZON

理解できたかということは別としてとても面白い作品だった。特典映像の舞台挨拶を観てたら謎が隠されているのでもう一度観て欲しいと何度も言われているのでそういうものかな、という気持ちになり作品自体は好みなので明日もう一度観てみようか。

今日は一回目ということで感じたことを書き連ねてみようか。

大森南朋出演、同監督ということで気持ち的に昨日観た『1 イチ』を引きずっているところもある。
舞台が沖縄なのでもっと爽やかだし、行動範囲も広いのだが盲目のボクサーが殺人的(ていうか殺人だが)強さだとか、なんか女性がだらしない性格で作品的に粗雑に扱われているようなとこだとか、結局男同士の結束の物語であるというところはまったく同じである。
加藤ローサという可愛らしい少女を登場させているのにも関わらず彼女と男達の関係よりもアキと勝男そして盲目のボクサーとの関係に目が向いてしまう。アキと勝男はお婆に兄弟のように育てられた。勝男はアキに対して絶対的な庇護者である。彼らの会話からいつもアキが厄介を背負い込んでは勝男が守っていたことが判るし、アキもそれを知っているために再び兄と慕う勝男のもとへ逃げ込んでくるのだ。
お婆が言う「アキはお前しか頼る者がいないし、お前もアキしか守る者がいない」それを聞いた勝男もじゅうじゅう判っているという雰囲気である。とはいえ、勝男は盲目のボクサーも庇護してるし、突然流れついた少女イチゴも庇護下にあるわけで助ける亀も一匹ではないので大変である。
幼い時からアキと一緒に竜宮城へ行くことが夢である勝男は途中で死んでしまい、残されたアキもイチゴと共に海へ出たところをスナイパーに撃たれてしんでしまう。そしてイチゴは竜宮城へ向かうアキと勝男の声を聞く、というシュールな物語である。
昨日の話とこれも同じで私にはどう考えても(というか反射的に)ゲイの物語だとしか思えない。ゲイの物語をはっきりとそう言わずに表現するとこうなるのかなーと。

じゃあなんでこうゲイの物語を隠してやるのかといえばそれは私にはわからない。
恥ずかしいとかなんか芸術的に見えるとか。
などと書くとちょっと反感もっているように思われてしまいそうだが隠されたゲイストーリーという表現は隠微に好きなのでそれはそれでもいい。

はてこれで感想になるのか。最近はもう一日一作品のペースで行ってしまっているが今回はもう一度観てみて確かめてみようかと思う。
どんな風に感じ方が変わるのか、ちょっと我に期待してみたりして。

監督:丹野雅仁 出演:平岡祐太 加藤ローサ 大森南朋 曽根英樹
2005年日本



ラベル:
posted by フェイユイ at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。