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2008年09月01日

『マルティン・ベック Vol.2 バルコニーの男 』ダニエル・アルフレッドソン

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MARTIN BECK-THE STORY OF CRIME

マルティン・ベックのヨースタ・エックマン氏渋さがじんわりよいのである。原作では確か40代だったと思うがまさか40代ではないよな。
レンナルトもグンヴァルドもすっかり顔なじみになってきた(ちと早いが昔読んでいたからなんとなく馴染みやすかったのだ)
そうなってくると俄然原作小説も読み直してみたくなるもの。『笑う警官』しかなかったのだがこれが今読むと昔より面白い。なるほど。これは大人の小説だったんだなあ。若い時は読んではいたけどそれほどまでいいと思ってなかったのが今読むと結構いい味わいで秋の夜長なんぞに読むにはぴったりなんではなかろうか。
無論原作はこのドラマの感じよりさらに昔で(TVドラマは多分その時の時代に合わせた設定内容になってると思う。旧式のパソコンに旧式の携帯電話、カセットテープ、といった具合。でも北欧のせいだからなのか、あんまり時代が古い感じがしないのは不思議。髪型も服装もそんなにおかしく見えないし)確かに古い物語なのだが却ってじっくり浸れる感じがするのはまあ私が古い人間だからだろうが。
ところでレンタルできるこのドラマシリーズに何故か『笑う警官』は入っていない。私はこのマルティン・ベックシリーズで『笑う警官』が一番有名だと思ってたんだけど。どういうことなんだろう。単にレンタルされていないだけか。ならばコレは見せてもらいたいなあ。

前置きが長すぎだが本作『バルコニーの男』少女連続暴行殺人事件を扱ったものでそういうのも今と変わらない恐怖を感じるからだろうか。
公園で少女の暴行殺人があったほぼ同じ時刻で近い場所で売店の中年女性を襲った強盗事件が起きる。
偶然少女暴行事件の犯人の顔を強盗事件の犯人が目撃していた、という事件にベックたちが立ち向かう。
相変わらずどこかのんびりした(本人達は一所懸命なのかもしれないが)風情のベックら警官達。可愛いスカッケの顔も観れて(ちょっと前歯がビーバーみたいで可愛い)楽しいのだ。
だがこの強盗犯人のドラガン宅への侵入場面はどういうものか。ベックとラーソンが説得に向かった所、他の狙撃警察隊がベックに通信機器で問いかけるも応答がなくしびれを切らして突撃してしまう。ラーソンが
「あの間抜けどもめ」と罵るのだが、通信機器を玄関前に置いたままで侵入に成功したという報告もしないなら心配して突撃するのは当然だろう、コレはどう考えたってベック&ラーソンの失敗だと思うんだがどうなんだろう。
多分華々しい銃撃場面を一つ入れてドラマを盛り上げてくれ、ということではないんだろうか?
そしてここでまた犯人と行きずりの女が裸でベッドインしていた、という場面がはいるんだが二人とも素っ裸で飛び出す為またぼかしが。うーん、TVドラマのはずなのに北欧って気にしないのか?しかも女性は素晴らしいプロポーションを惜しげもなく披露。
そんでもってそういうシーンはないけどもベックが帰宅すると娘がシャツにパンツで部屋から出てきて「彼が来てるの。泊まらせていいでしょ」高校生の娘だからなあアメリカでもこうはしないだろうと思うが今でも。さすがにマルティンちょっと寂しげな顔ではあったが。

殺される少女達の描写も露骨なシーンはないもののなんとなく危ない感じがしてここまでTVで演出していいのか、と不安になったり。

レンタルで観てるのだが誰も借りていない気が(笑)とても面白くていいと思うのだけどねえ。ベックの娘も可愛くてやっぱり北欧系は美人度高し。

今回の鍵はドイツ女性の教授が持っていて、犯人をプロファイリングするという話になる。無骨なグンヴァルドたちは鼻から馬鹿にして聞かないし、ベックもなんとなく本当に信じるべきか危ぶんでいる様子。
それが当たってしまうという展開になる。この辺が楽しめた。

監督:ダニエル・アルフレッドソン 出演:ヨースタ・エックマン キェル・ベルキビスト ロルフ・ラッスゴル ロルフ・ラッセゴード ニクラス・ユールストルム ヨーナス・ファルク ロルフ・ラスゴル
1993年スウェーデン



posted by フェイユイ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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