映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年11月20日

『幻影師アイゼンハイム 』ニール・バーガー

THE ILLUSIONIST.bmpTheIllusionist.jpg
THE ILLUSIONIST

楽しかった!昨日の『憲兵とバラバラ死美人』もそうだったが(並べるなといわれそうだが^^;でも憲兵(警察)と死んだ美人だから同じ題材なのだ)ちょいとオカルトも混じったミステリーというのはめちゃくちゃ好きなジャンルである。大体公爵令嬢と奇術師が結ばれるなどアメリカ的な発想というか、今だから考えられるので当時それこそありえないことである。まあその辺は映画的に華やかな設定にした、ということで夢をみようか。

映画だからマジックというのはどうにでもなるとはいえ、時代がかった背景と暗い照明もあいまって雰囲気たっぷりに見せてくれる。
アイゼンハイムが少年時代から愛し続けたソフィを舞台の上に上げ、鏡のマジックをする箇所など映画なんだから驚くこともないのだが、ゾクソクとするような演出だった。
アメリカ映画らしいシンプルで大逆転のハッピーエンドものだとはいえ、お髭のエドワード・ノートンがなかなかすてきな奇術師でマジックだけではなく弁舌巧みでオカルティズムに変貌していくとますます信者ともいうべきファンがついていく、というのが面白い。
物語の狂言回しである警部が立場上は皇太子に従わなければならないのに心情的にはアイゼンハイムのファンになってしまうというのも愉快な展開である。
原作者のスティーヴン・ミルハウザーのことをまったく知らなかったが経歴及び作品の紹介を読んでいるとアメリカ人ながら幻想的・耽美的・ロマン主義的な作風であるということでなるほどこの映画はまさにそういった古いヨーロッパのイメージを愛するアメリカ人らしい仕上がりなのではないだろうか。
ヨーロッパ映画ならもっと癖の強い味わいになるとは思うのだが口当たりのよい楽しめるオカルトミステリーであった。

ところでこれを観始めてあっと思ったのは周杰倫のことなのである。なにしろジェイは近々自ら監督となってマジシャンの映画を作るのであるが、一体どんな作品になるのだろうか。この映画を観ながらまだ観ぬジェイのマジシャン姿を重ねてしまったのだった。(いや映画じゃなければよく見てますが)
ジェイも古めかしいのが好きだからこういう時代ものになるのだろうか、などとも。マジックって憧れてしまうんだよねえ。

監督:ニール・バーガー 出演:エドワード ノートン ポール・ジアマッティ ジェシカ・ビール ルーファス・シーウェル エドワード・マーサン
2006年 アメリカ/チェコ


posted by フェイユイ at 22:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: この映画、去年にアメリカ版のDVDでみて気に入っていた作品。 2007-12-05に、「The Illusionist イリュージョニスト(日本未公開DVD)渋いマジシャンもの」としてアップしてたもの..
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Tracked: 2008-11-23 08:46
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