映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年11月25日

『レンブラントの夜警』ピーター・グリーナウェイ

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NIGHTWATCHING

グリーナウェイ初鑑賞だった。有名な人でタイトルなんかとても気になってはいたのだが何故か機会がなかった。
で、この作品のみということだが、話に聞くような難解さはなかったがとにかく枝葉が多いし長く感じたのは確かである。退屈も感じたが終わってみるとなかなか面白い作品だったという印象を持った。時間が経てばよりそういう思いが強くなるのかもしれない。

とにかくこの作品の題材となるレンブラントが描いた『夜警』についての謎解きが面白い。
絵に音をつけてみるとか、この絵に描かれた人々はまるで役者のように視線をこちらに向けようとしないとか、一番奥でこっそり覗いているのがレンブラント自身の目だとか、そして描かれた人々を一人ひとりあてこすったりその仕草が何を意味しているかなど興味を持って観てしまう。
そしてこの絵によってレンブラントがすべてを失っていくのである。最愛の妻の死もこの絵にまつわるものだった。
画家として最も大切な目を奪われたレンブラントの目を舐めながら新しい若い妻が「私たちの闇はどこ?」と聞く。
そしてレンブラントを「底意地が悪く批判的で皮肉屋で夢想家で芝居がかった陰謀をでっちあげた」と語っているがこの二つの台詞はグリーナウェイ自身に向けて問いかけている言葉なのだろうか。

絵画そのもののような美しい映像、舞台劇を観ているかのような演出とともにレンブラントという今まであまり興味も持たなかった画家の一枚の絵から生まれた物語に驚嘆した。

グリーナウェイ。他の作品もなかなかレンタルで観るのも難しそうだが、観ていきたいものである。

監督:ピーター・グリーナウェイ 出演:マーティン・フリーマン エヴァ・バーシッスル ジョディ・メイ エミリー・ホームズ マイケル・テイゲン ナタリー・プレス
2007年 / カナダ/ポーランド/オランダ/イギリス/フランス/ドイツ


ラベル:絵画
posted by フェイユイ at 00:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェイユイさんこの作品面白かったですか〜?^^;
忍耐力あるのですね。私は映画館で観たのですがすぐに!出たくなりました。しかしお金が勿体無いので(笑)一応最後まで席にはおりました。
「フェイユイさんにとっての『ゆれる』級」(笑)私にとっての駄作品でした!〜余りの酷さに言葉もありません。周りの観客の方々、本当に楽しんでいたのかしら?眉間に皺寄せワケワカラナイ世界をじっと見つめてて楽しいのかしら・・?とハゲシク感じた次第です。
映画は、楽しくなくっちゃあ。それはゲラゲラ大笑いするとかいうことではなくて、「監督(自分)だけが解っているような作品」を創るべきではない、ということ。そういうのが好きな人もいるのかな。とにかく全く呆れ返ってモノもいえませんでした、はい。。
Posted by フラン at 2008年11月25日 14:23
確かに映画館とDVDの違いもあるかもしれないですねー。
でもこの記事ホントいうとちょっと嘘ついてるんです^^;
観てる時はちょっと退屈で一度記事を書いた時は否定的に書いてたんですが書いていて思い出すとそう悪くなかったし、と思い出してこうなりました(笑)もう少し説明しようとしたのですが時間がなくて省略^^;

なのでも少し説明を書き加えるかもしれませんが結構面白かったかもと思い出したのは事実です。

でもこの監督作品て他のはもっと難解らしいですね。観るの怖いなあ。
Posted by フェイユイ at 2008年11月25日 15:24
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