映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年12月08日

『地下鉄のザジ』ルイ・マル

ZAZIE DANS LE METRO.jpg
ZAZIE DANS LE METRO

『ルシアンの青春』を観て唸らされたルイ・マル監督作品。昔から凄く気になるタイトルだったのだがこの年齢になってやっと観た。

とにかくザジちゃんがキュートで髪型といい、服装といい、ほっそりした体つきといいパリのイメージにぴったりの可愛らしい少女なのだ。
といってもザジは新しい恋人にメロメロになっているママに連れられてパリにやって来たばかり。
10歳の娘を叔父に預けて自分は恋人と愛の巣へ。そんなママのことをおませに話すザジ。フランスのお話って感じですねえ。
だがこんな冒頭はまだまだでここから先、ザジがママと約束した時間まで思いもよらないようなシュールな映像が溢れているのだった。

これはまだ幼いザジのイメージの世界なのか。
可愛らしいザジを抱っこする優しい叔父さん、ザジにアメリカ製のジーンズを買ってやったのになんだか勿体つけているロリコンもどきの中年男と追いかけっこしたり、タクシーの運転手とエッフェル塔の階段をぐるぐる下りながら話したり、物語と映像がゆっくり進んだり凄いスピードで動いたりシュールでスラップスティックな展開が続いていくのだ。最後はもうこれでもかといわんばかりのはちゃめちゃさ。
フランス映画を観るといつも「他の国の映画にはないような不思議な思いもよらない展開」と書いてしまうのだが、これはもうその真骨頂というべきでなんだかわけはわかんないだけどそこはパリらしくおしゃれで明るくて素敵なのだ。

『地下鉄のザジ』というタイトルでザジはパリの地下鉄に乗るのが楽しみだったのにストで彼女は地下鉄に乗れない。
最後、ザジが眠っている間だけ乗っていて彼女自身は記憶がない。叔母さん(といっても凄い美女)につれられてママと約束した時間の電車に飛び乗って帰路についた。
やっぱり不思議な映画なのだった。
監督:ルイ・マル 出演:カトリーヌ・ドモンジョ フィリップ・ノワレ カルラ・マルリエ ユベール・デシャン ヴィットリオ・カプリオーリ
1960年フランス


ラベル:ルイ・マル 少女
posted by フェイユイ at 00:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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