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2009年01月04日

『悪魔のようなあいつ』第十五回 

かなり奇妙な展開である。
記憶を失った可門良は、暴走族とつるんでいる内に警察に捕まってしまう。偶然それを見た野々村はすぐに良を助け出した。
再び良を引き寄せられた野々村は良の記憶が戻ることをどこか怖れているようにも見える。
だがその様子を見た八村は野々村を騙して良を引き離してしまう。そして良の記憶が戻るように彼に関係した色々な場所へと行ってみるが効果がない。折りしもデパートで「3億円事件展覧会」なるものが催されていた。八村は早速良をそこへ連れていく。
良は強奪の時の服装や様々な使用物を見ているうちに記憶が蘇り、自分で作ったバイクにまたがってしまう。
良は記憶を取り戻した。

自分で起こした強奪事件の展覧会に行って失くした記憶を取り戻す、という不思議な話である。
それにしても良を取り戻した野々村さんはうれしそうだった。ほんとに良の記憶がもう戻らない方がいいと思ったかもしれない。適当に嘘ついてさ、「お前と俺はとても深い関係なんだよ」なんて言って念願のポールハーパー島(だったっけ)に連れていってしまってもいいしね。
ついうっかりして八さんに奪われたのがまずかった。
でなきゃ野々村さんと良がずっと一緒にいるのが観れたのに。惜しい。
おまけに展覧会で矢頭に良といるのを見られてしまい、また矢頭に絡まれることに。
この矢頭って一体どういう人格なのか、よくわからん。単にサドなのか、良のいじめ方に執念ありすぎなんだもんな。
だが今回はやりすぎたのか。ついに良は矢頭にナイフを突き立ててしまう。
しかし3億円は謎の中国人・王の金庫に入っている。王はホテル王を妹にまかせ旅に出ると言い出した。
そしていつもの姿と違い、リュウとした服装に身を包み3億円の中から一掴みを取り出した。

3億円はもう手元にないのに良は再び犯罪を犯してしまう。
記憶を戻した良は誰もいない野々村の店で一人歌を歌う「時の過ぎ行くままに」
今の人が聞けば別にただのいい歌なんだろうけど、何故か聞くとじわっと涙が出てしまうのだ。
なんだか酷くその時代を思い出させてしまうのだよね。自分自身はまだ何も判らない子供ではあったとしても。
歌というのはそういうものなのかもしれない。

脚本:長谷川和彦 原作:阿久悠 上村一夫 音楽:大野克夫 井上堯之 出演:沢田研二 藤竜也 若山富三郎 荒木一郎 三木聖子 大楠道代 細川俊之 尾崎紀世彦
1975年日本


posted by フェイユイ at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 悪魔のようなあいつ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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