映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年01月27日

『アクロス・ザ・ユニバース』何も僕の世界を変えられはしない

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Across The Universe

最近では珍しく二回観たくなって今日も鑑賞した。
というか実をいうと、物凄い感動したはずなのに寄る年波で一体どんな内容だったかすっかり頭から消え去ってしまったのでもう一度観なおしたというのが本音だ(涙)
さほど書き足すことはないと思うのだが、昨日は書き損なったことを少し書いてみよう。
イギリス・リヴァプールから父親を尋ねてアメリカへ密航してきたジュード(さすがにビートルズの曲名ということはわかるね)役のジム・スタージェスは実際イギリス人ということでらしい感じである。やはり本物じゃないとイギリス人らしい感じはでないのであろうか。
そして彼が出会う自由を求める青年マックスにジョー・アンダーソン。『敬愛なるベートーヴェン』でベートーヴェンの不肖の甥を演じた。天才の叔父に溺愛されながらも才能には恵まれず、決して裕福でもない叔父から金をせびる男という役ながら美貌が印象的であった。
本作では充分に歌の才能を見せ付けてくれている。自由に生きたいと願いながらベトナム戦争に徴兵され体と精神に傷を負う。やせぎすな顔立ちで翳りがあるのが魅力的である。
二人がニューヨークで住み込むことになる部屋の持ち主の女性歌手がジャニス・ジョプリンを髣髴とさせる迫力で歌い上げる姿がかっこいい。

昨日は曲ごとに感想は書かなかったが、33曲ほどのビートルズナンバーを物語の進行に合わせ、登場人物が歌っていく。
ジム・スタージェスが歌った『Girl』もいいがレズビアンのプルーデンス役T.V. Carpioの『I Want To Hold Your Hand』ではっとなった。こんな歌い方があるんだなあ。女性が歌っている、というのも新鮮だ。
そして黒人少年とゴスペル風の『Let It Be 』
ジミ・ヘンドリックスを思わせる『Come Together』
ドクター・ロバートなる人物に扮したボノが歌いだしてからのサイケデリックは麻薬的な匂いが充満している。不気味な『I Am The Walrus 』
名場面の一つサークルになって横たわる彼ら、エヴァン・レイチェル・ウッド『Because』
セディ(Dana Fuchs)の『Oh! Darling』がかっこいい。
そして最も印象的なジム・スタージェスとジョー・アンダーソンの『Strawberry Fields Forever』
マーティン・ルーサー・マッコイの『While My Guitar Gently Weeps』が泣かせて。
『Across The Universe』の歌をかき消すように『Helter Skelter』が歌われる。だがまた『Across The Universe』が聞こえてくる。
何も僕の世界を変えられはしない、と歌いながらも戦争は死の影を落とす。
『Happiness Is A Warm Gun』の時のジョー・アンダーソンが凄く好きだ。
この映画の中で最も感動的なジョー・アンダーソン『Hey Jude』ジュードに彼が語りかけジュードの心が解凍されていく。
セディに『Don't Let Me Down』と言われ、離れ離れになっていたジュードとルーシーが近づきジュードの『All You Need Is Love』で二人は再び結びつく。
涙が溢れ、心が飛んでいくようだ。

やはり素晴らしい映画だった。

監督:ジュリー・テイモア 出演:エヴァン・レイチェル・ウッド ジム・スタージェス ジョー・アンダーソン T.V.カーピオ デイナ・ヒュークス マーティン・ルーサー・マッコイ
2007年アメリカ


posted by フェイユイ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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