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2009年01月30日

『レザボアドッグス』クエンティン・タランティーノ

RESERVOIR DOGS.jpgRESERVOIR DOGS 2.jpg
RESERVOIR DOGS

これは凄く面白い。入念に作られた傑作だなあ。
このブログではタランティーノについて殆ど書いてないと思うんだけど好きである。ところがまだこれを観てなかったのでやっと鑑賞したのだが、さすがこれは普通じゃない映画であった。

初監督作品ということもあってか非常に限られた予算内で製作されたことがひしひしと伝わってくる。こういう低予算だろうがアイディアで頑張ったという映画は愛おしいものである。
とにかくアクションもの、などと言っても殆どが室内でおじさんたちがぶつぶつ話している場面だけで構成されているのだ。
冒頭のレストランでの無駄話から始まって舞台劇でもあるかのように役者達の台詞と演技力だけが見ものとなっている。
おまけに時間軸や舞台もあちこち飛ぶので結構鑑賞者は集中して観なければならない。
なんとなくふざけた映画監督、というイメージがあるタランティーノだがこのデビュー映画作品の緊張感は他にちょっとないものだ。
冒頭の無駄話と書いたがその場面でもくだらないおしゃべりによって登場人物の性格を表現している。
かったるい説明は省いて物語が進行しながら彼らがどんな人間なのかを描いていく、という濃密な表現になっていて飽きさせない。
しかもいかにもタランティーノが好きそうな極道な男たちのやりとりが残酷であり、またかっこいい。このキレ方は尋常じゃないね。
尚且つ男の友情で泣かせる辺りが痺れる作品となっている。

強盗の話なのに強盗の場面はなくカーアクションなんてのもない。できるだけ少人数で収まるように悪党仲間たちが室内で話すか道路を走っているかだけで音楽と効果音でそれらしく見せる。
余計な飾りもなく(つまり必要ない女を出したりとかね)脚本と演技だけで見せてしまう。
こういう面白さを出せるのって本気で凄いんじゃないか。
あだ名も人物を表しているね。

監督:クエンティン・タランティーノ 出演: ハーヴェイ・カイテル ティム・ロス マイケル・マドセン クリストファー・ペン スティーブ・ブシェミ ローレンス・ティアニー カーク・バルツ エディ・バンカー クエンティン・タランティーノ
1991年アメリカ
ラベル: 犯罪 暴力
posted by フェイユイ at 23:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Weblog: Patsaks
Tracked: 2009-11-02 11:59
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