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2009年02月20日

『後悔なんてしない』イソン・ヒイル

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No Regret

韓国版DVDでこの映画を観て幾年月、まさか日本版でも観れるとは思いもよらなかったなあ。これはやはり韓流のおかげでありましょうか。

内容としては言葉も判らず観た時とそう受け取り方が違っていたわけではないが、やはり細かな部分が理解できるのは嬉しいことだ。
主人公二人とも凄く好みで素敵なのもまた嬉しい。いつもはスミン的な男子に心惹かれるのだが、これではジェミンの方を好きになってしまったのだよねー。
とにかく韓流男子は男っぽいハンサムで魅力的なのでゲイの物語もどきどきしてしまうのである。

孤児院出身で貧しいながらも懸命に働き勉強もしようとするスミンと生まれながらにいい家柄で裕福なジェミン。
工場で働きながら代行運転の仕事も兼ねているスミンはある夜バーにいたジェミンから依頼を受ける。
一目見てジェミンはスミンを好きになってしまい酒に誘うがスミンは答えようともしない。
ジェミンがスミンの働く工場の理事の息子と知ってからはますます彼を避けるようになる。一方のジェミンはそんなスミンを追い続けるのだった。
さすが韓国のラブストーリーは男同士も熱烈でしかも切なさを訴えてくるのだ。スミンは最初からジェミンを好きだったに違いないのだが、金持ちで身分違いの彼を好きになればその結果はもう見えているので防御する為逆に攻撃したわけですな。
反撃されればされるほどジェミンは燃えてくるのである。
そしてもともと心優しいスミンはジェミンの一途さについに折れてしまい、彼の愛を受け入れてしまう。
あーもうこの折り返し地点に来た時、ここで止めようかと思ったほどで。旅行する彼らの幸せそうな姿。
だが例によって彼らの愛には障害が立ちふさがるのだった。

ところで前も書いたとは思うが、本作を観てると色んなゲイ映画が重なってくるのである。
二人がベッドで横たわっているのとかスミンがスーツを着るシーンとか夜の場面は音楽も含めて『藍宇』だし、屋上に立っている様子だとかジェミンが手を怪我して包帯を巻くのは『ブエノスアイレス』二人が海に行く場面は『ニエズ』みたいである。

さて様々な苦難を乗り越え二人が愛を確かなものにする、という物語でどこかで観たなあと思ってしまうことも含め目新しいということもない作品なのかもしれないがそれでも自分としてはこの映画好きなのである。主人公二人の魅力のせいでもあるがなんだか映画そのものがひたむきで切なくなってしまうではないか。
ラブシーンとしてはベッドの上のものより、公園で誘いかけるジェミンを振ったスミンが歩き出した後、戻ってきてキスをするところが一番に素敵だと思うがどうだろう。この時にジェミンが言った「アンニョンハセヨ、スミンシ」という言葉が最後にスミンが言う「アンニョンハセヨ、ジェミンシ」にかかってくるのだが。このアンニョンハセヨって言葉訳するのが難しそうだ。「どうぞよろしく」ってなってるが。なんともいえない。
公園の場面は『東宮西宮』ぽい気も。

ゲイムービーは難しいのか、と思われた韓国映画も最近は結構作られているようだ。
もう嬉しいかぎり、とにやついてしまう自分なのである。

監督:イソン・ヒイル 出演:イ・ハン イ・ヨンフン
2006年韓国


ラベル:同性愛
posted by フェイユイ at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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