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2009年02月21日

『銭ゲバ』第6話 松山ケンイチ

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偶数回のせいもあってか(ほんとなのか)非常に今回初めてかもしれないくらい面白かった。
まあ物凄くこれ以上ないくらい、というほどには面白くはないが^^;なんだかもたつくのは否めないとしても奇数回に比べると違う作家のものくらい違うのだよなあ。
特にお姉さんの緑の復活シーンはゾクゾクするものがあったね。

念願の金持ちになれたのに金を何に使っていいか判らない。悲しい話だなあ。つまり金持ちで教養もあり色々な方面につながりがある人間は様々な有意義なことに金を使えるしまた投資したりすることでまたさらに儲けたり名声を得ることができるけど、そういう教育を受けていない風太郎のような貧しい人間の考える贅沢というのはごく狭い範囲内でしかないし、結局馬鹿馬鹿しいことに浪費していしまうわけで。風太郎くんの願望が金持ちになることだけだからそこで終わりなんだよね。お母さんのような病気の貧乏人を救う、なんていうのが夢だと続きがあるんだけど。そしてまた「お母さんに似ている」というだけで親身になって金だけを与えて自己満足で終わってしまう。空しさがよく表現された一話だった。
前回「人間関係が描かれていないからつまらない」と書いたのだがこの一話では風太郎と緑の物語に焦点があたっていて昔上等のお菓子を盗んだと言って風太郎を責めた緑の行動はおかしい、と思ったのだがおかしかったことがここに来て緑もまた人間的に未熟だったのだ、という話から二人がどういう風に成長し変化していくかという展開になっていけば面白いのだと思う。
「あなたが嘆き悲しんで死んでいくのを見たい」という緑の憎悪は無論人間的に下劣な感情ではある。
何不自由なく幸せであるはずの緑がこんな惨めな憎悪を持ち、上へ登ろうとしてどう足掻いてもへばりつくことしかできない風太郎を罵り嘲笑っている、という地獄絵図である。
正しい行動ではあるが妻を見捨てるしかなかった刑事、子供から死ねと言われその代償としての金を這いつくばりながら逃げる父親、我が子が誤まった道を歩くのをあの世で見ていることしかできない死んだ母親、金の為に殺された社長、犯罪を見てみぬフリをしろと言われたメイド、金をもらった為に殺されたホームレスの女、そして愛のない夫にすがりつく茜と幸せを奪われどす黒い感情だけが生まれてしまった緑、どんなに銭ゲバになろうとしてもなりきれず、幸せを感じる心を捨ててしまった風太郎。
皆が地獄の中に生きている。
そんな中にぽつんとあの大衆食堂一家の脳天気さがあるのだが。
一挙にそういうことを感じさせてくれる一話であった。
風太郎とそっくりな男は体面したことになっているがあれから一体どうなったのだろうか。

今回の風太郎の母親の思い出シーンはぐっとくるもんがありました。お母さんがいない、というのはやはり一番の悲しみなのかもしれない。



ラベル:松山ケンイチ
posted by フェイユイ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 松山ケンイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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銭ゲバB
Excerpt: ミムラ最高!! またやってくれたッ!! 21日放送の『銭ゲバ』第6話は、自閉女優
Weblog: 自閉世界
Tracked: 2009-02-28 15:13
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