映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年05月04日

『ダ・ヴィンチ・コード』ロン・ハワード

ダ・ヴィンチコード.jpg
THE DA VINCI CODE

大変話題になった作品でTV放送もとっくにあっているが全く興味が湧かなかったのに今頃になって突然観たくなった。特に理由はない、と思う。
さて、話題にもなった反面、展開が早過ぎるとか原作と違ってつまらないとか内容が難しすぎるとかいう評も聞いていたが、それほどつまらなくもなくテンポが早過ぎるという気もせず観終わることができた。内容的にはまあ把握できたのではないかと思うし無論初めて聞く部分もあって興味はつきなかった。
キリスト教の冒涜だとかいうのは結局いい宣伝にすぎないんだろう。
最後に二人が恋愛関係にならなかったのは自分的には断然映画のほうがよかった。
出演者には誰一人思い入れがないので物語に集中できたし。
あれっと思ったのはもっと絵画ミステリーに重点があると思い込んでたらむしろサスペンスアクションの部類だったのでやや拍子抜けしたがどちらにしても極端に派手な演出があるわけでもなく、むしろ地味目に表現がされていたのは観やすかった。

「聖杯探求」アーサー王伝説物語なんかを読んでいたらばすぐ思い出せる言葉である。少女時代そちらを読んでいてなんでまあこの騎士達はあるのかどうかも判らない「聖杯」なんかを探しているのかよく判らなかった。しかもそのためにドラゴンと戦ったりする。現実とファンタジーがごちゃ混ぜで子供ながらに子供っぽいと思ったものだ。しかし物語の騎士達は大真面目で悲劇が生まれていく。キリスト教徒にとっては永遠のアイコンなのだろう。
この作品自体も現実とファンタジーがごちゃ混ぜになっているのでどうしても「???」となってしまうのだが大人であればそうしたごちゃ混ぜ感を楽しめばいいのである。最後に「キリストも人間だった」とか「君こそが末裔だった」という台詞を真面目に言われてしまうとさすがに苦笑してしまうが真剣さこそがファンタジーの醍醐味なのである。
結末での謎解きが重大なのではなく、そこに到るまでの過程を楽しむサスペンスミステリーアクションとして充分に楽しめる作品だった。
自分の好みとしてはここまで予算をかけずもっとずっと地味目に作ってくれたほうがもっと好きになれるのだが、撮影に金と技術がかかっているほうが好まれるので致し方ないのかもしれない。

一番おかしいのはやっぱりポール・ベタニー演じる狂信的殺人者。どこからともなくぬっと現れて襲ってくるし、鞭で自分を痛めつけたり太ももに変なものを巻きつけたりして危ない。
アレクザンダー・ポープって詩人は知らないのだが三島由紀夫『禁色』で悠一に言い寄る鏑木のあだ名がアレクザンダー・ポープだったとか全然関係ないのに思い出してしまう。

監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン ジャン・レノ ポール・ベタニー アルフレッド・モリーナ ユルゲン・プロホノフ ジャン・ピエール・マリエル
2006年アメリカ


posted by フェイユイ at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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