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2009年09月16日

田宮二郎『白い巨塔』<1978年版>第11・12話

物凄く間が開いてしまったが『白い巨塔』観賞再開。
さてさてようやく念願の教授に選ばれたところで前回終わっておりました。今回から冒頭の総回診の台詞が「財前教授の総回診が始まります」に変わった。おお、先頭を行くのは財前君だ。
しっかし、主人公の中にも色んなワルがいるだろうが財前くらいほんとに嫌な奴ってそういないんではないだろうか。ここまで憎たらしい奴を主役にしたっていうのは凄いとしか思えない。

私はそれほど病院に行かないので経験も少ないがそれでもたまに凄く嫌〜な言い方をする医者に会ったことはある。ただでさえ病気になって気弱になっている時に優しさのない言い方をされるとぐさりとくるもんである。
それにしても財前教授の患者を人間とは思ってないような態度でちらりとも見ないような総回診って意味があるんだろうか、なんて初歩的なことを思ってしまう。単に権威を見せたい為のものなんだろうか。
そんな財前教授にドイツから医学会の招待状が舞い込み、準備に大わらわの折り、真面目人間里見くんから面倒くさい病人の手術を頼まれてしまう。しかもその人は保険証扱い(なんていう言い方があるんだ)の患者なので常に権威や金が目当ての財前としては面白くない。その上、どうもレントゲン写真に怪しい部分があるので再検査をしたほうがいいのでは、と医局員が進言するもんだから財前怒り心頭。さらに里見まで口を挟んできたことで財前は意地でも再検査を拒み(里見にはすると言っておき)「最短時間で手術をしてみせる」と変な向上心を抱くのだった。
患者への冷たい言い方、貧乏人への雑な扱い、うーもう大衆の敵なのにこやつが主人公というドラマって。お母さんへの仕送りだけは値上げしてあげる優しい息子なんだけどねー。
里見が絶対にと頼んだ検査はもう行うことはないんだろうな。果たしてこのせいで手術が失敗、ということになっていくんだろうか。

相変わらず面白いのが財前パパ。教授になった五郎への褒美として愛人のマンションを買う為の金をぽんと出し、しかも毎月の家賃も「私が出そう」ってそれじゃどっちの愛人よ。って気もするが。義父公認の愛人って居心地悪くないものか。しかし五郎はそれさえも「このくらいのことしてくれて当然だ」だと。さすが悪党主人公。大地喜和子さんも相変わらず五郎をくってます。
教授でなくなり現在無職の東元教授。庭いじりをする姿を見て奥様相変わらずの毒舌。なんとかもう一度夫を持ちあげようと頑張ってます。

はてさて、財前教授編もまたどす黒い物語が渦巻きそうでありますなあ。

出演:田宮二郎 生田悦子 太地喜和子 島田陽子 中村伸郎 山本學 中村伸郎
1978〜1979年 / 日本


ラベル:白い巨塔
posted by フェイユイ at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 白い巨塔<1978年版> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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