映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年10月01日

田宮二郎『白い巨塔』<1978年版>第18・19話

裁判ってほんとに難しいものなんだと改めて痛感。里見さんや大河内教授の証言があり、あの頼りない柳原君の証言なんぞはきっと逆効果でどう考えたって財前先生の負けじゃと思ってたらいきなり登場の唐木名誉教授。最初は大河内教授と同じタイプの学究肌と聞いて私もやれよかったと思ってたのに話し出したらなんと学者らしい論理展開の上で財前に有利な証言つまり「彼の処置は誤診とは言い難い」ということになってしまった。
しかも聞いてたらなんとなく「そうかもしれんな」と納得してしまうのである。
そうだよな。これドラマだから全部を観通して財前が悪い、とつい思ってしまうけど、本当の裁判のみで証言だけを聞いてたらどう思うのか、よく判らなくなってくる。
判決は次回になったがどう転んでもおかしくはない。

それにしてもやはり一番の緊張は柳原証言だった。
財前からやんやと怒鳴られながら罪隠しの嘘の証言を暗記しできるだけ自然に聞こえるように練習する柳原くん。
知らないものと知っていたと言い、自分自身がきちんとやっていたことをやってなかったと証言し、財前をかばうために自分の落ち度だったと言わなければならない。
里見助教授の証言は正直ではあるがどこまで効力を示すのかは判断し難い。

判るのはこういう世界は素人が意気込んでいても何の力にもならんだろうな、と言うことくらい。
このエピソードは完全に原告側で観てるわけだが、逆に誤診でないのを誤診だと言う逆パターンの物語もありなのだろうし。

関係ない立場で観てる分には面白いが、当事者なら確かに神経すり減らしてしまうに違いない。

出演:田宮二郎 生田悦子 太地喜和子 島田陽子 中村伸郎 山本學
1978〜1979年日本


ラベル:白い巨塔
posted by フェイユイ at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 白い巨塔<1978年版> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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