映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年10月08日

『ザ・バンク 堕ちた巨像』トム・テイクヴァ

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The International

観始めて暫くは頭の痛くなるような難しい話なのかと思っていたら思い切りエンターテインメントな映画で題材も納得させられる面白い作品だった。今流行りのドキュメンタリー風で渋い作品にもなっただろうけど。

ユーモアだとか笑いのないシリアスなタッチなので若干固い感じもするがあえて硬質にやったほうが「らしくて」よいのかもしれない。
圧巻は何と言ってもグッゲンハイム美術館を舞台にした銃撃戦でこの緊張感と美しさはブルース・リーの鏡の部屋での戦いを彷彿とさせてくれるではないか。やたらピストルが出てくる映画なぞつまらぬと思っていたがこれは一味違った。銃撃戦の名場面になるに違いない。
手強い敵だった義足の男と行きがかり上相棒になっていきなり襲ってきた殺し屋集団と華々しい撃ち合いになる。恐ろしい義足の男の腕前が逆に力強い味方になってしまう面白さ。手に汗握る緊迫感の中で一般客の地獄のメッセージ」が笑わせる(ここにもあったか)

「ひどい顔」とナオミに言われてしまう(ここだけおかしいか)だけあって酷くやつれ果て無精ひげと目の隈ともしゃもしゃ頭のクライブ・オーウェン(っていつもこんな風な気もするが)がなかなかセクシーであったり、ナオミ・ワッツの綺麗な金髪も作品に彩りを添える。
ラストの「永遠に終わらない」苦悩を漂わせた切り方もいい。
ナオミを夫子持ちにしてるので不倫めいた恋愛沙汰もなしなのは私的にはさっぱりして却って好きだったし。

さてさて作品には大満足なのだが、この映画を観た目的はトム・テイクヴァ監督作品だからというだけではなく、髭のオーウェンやキュートなナオミを観る為だけではなくほんのワンシーン出てるベン・ウィショーを観る為だった。はっは。
きっと変なとこかも。と初めから緊張して観たのだがブルーレイで観てて16分5秒の場面から。
ルネと言う名前で雑用係(?)みたいな。インターポール仲間がサリンジャーの仕事場を訪れ、箱を抱えて階段を上っているルネ(ベン)に「早いね」と声をかける振り向いたルネ=ベン・ウィショーは「サリンジャー」と一声話すだけだけど確かに声はベンの声である(当たり前だ^^;)
そしてサリンジャーのデスクの傍に箱を置いて出て行く、というだけの出演なのだ。画面から消えたのが16分23秒。差引18秒だが全部映っているわけではない。
この場面を撮る為だけに現場へ赴いたのかな。うーむ。

と言うわけで映画もベン探しも楽しめる一品であった。

監督:トム・テイクヴァ 出演:クライヴ・オーウェン ナオミ・ワッツ アーミン・ミューラー=スタール ブライアン・F・オバーン ウルリク・トムセン ジェイ・ヴィラーズ
2009年アメリカ


posted by フェイユイ at 23:03| Comment(6) | TrackBack(0) | ベン・ウィショー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ルネっていう名前素敵ですね。
ホントにチョイ役なのにちゃんと役名があるんですよね。

トム・ティクヴァはもっと重要な役で、またベンを起用したいというような企画はないのかしらん。
Posted by ふぇでり子 at 2009年10月09日 21:42
そーそー、ほんの数秒なのに(笑)ルネって名前可愛い少年のような気がする。
雑用係で「ルネ、早いね」って言われてるからガンバリ屋さんなのだ(笑)
懸命に働いてる姿が可愛い。
サリンジャーに言いつけられて急いで運んだのですねーきっと。役柄的には20歳そこそこって感じでしょうか。
「サリンジャー」って発音が素敵でした^^;首の振り方とか。
この数秒の為に観ました!

是非是非、再タッグを!こんな僅かのために出演したってことはかなり深い関係だと思うのですがー。期待します。
Posted by フェイユイ at 2009年10月09日 23:48
思ったよりベン出演しているんですね(笑)レンタルしようかなと思っていたのですが、本当に、一瞬だから借りるまでもないよーとの他の方からの助言などあり、観なくてもいいかあーと思っていたのですが…。

話かわり…、スペインにちょっと旅行してきたのですが、その旅先の空港でベンの髪型に(はい、髪型のみです。あっ、細い体系も)そーーくりな空港職員に遭遇!前からも後ろからもクリソツ。耳の脇から襟足にかけて、外巻きのカール具合とか。そして何よりも!顔の髭の生え方もーーーっ!にもかかわらず、腕はつーるつる&体毛は薄そうな!これってベンだあーと思っちゃいました。同僚職員に「グラーッシャス」とか言いながらニコッとして性格もよさそうな青年。
スペインにベンのルーツを感じてしまいました。
Posted by はーや at 2009年10月14日 08:33
お帰りなさい!スペインなんて『モーヴァン』のようですね。ベンもスペインに旅行する、とか言ってませんでしたっけ?イギリスから見るとスペインって旅行にぴったりなのかな?
!!!髪と体がベンそっくり!いいなあ。見てみたい。スペインがルーツ。そういうものなのでしょうか。今日の記事で「遠い親戚は」というのを書きましたがそういうこともありですよね。

さてこの映画。ベンの為だけなら・・・私は一応その為だけで観ましたが(笑)
でも作品自体も私は面白かったです。『パフューム』の文学的な世界とは正反対な感じですが。確かにこれはベンが登場するイメージではないですねー。でも確かにあーゆー会社で雑用係をやってるっていうのはぴったりな気がします(笑)さすがにうまいとこに出してくれてます、トム監督。
Posted by フェイユイ at 2009年10月14日 23:15
私はスペインの居酒屋に行ってみたいでございます。
そういえばベンはスペインの海岸がお気に入りだと言っていましたね。

ところで「Words for You」というタイトルで音楽と誌の朗読を組み合わせたアルバムが
発売されるらしく、収録される27編の詩のうちの2つ(一つはキーツの詩)でベンが朗読を担当するのだそうです。

amazonでもそのうち扱いがあるみたいですが、発売元や発売日などの詳しいことが分りません。
はーやさま、イギリスではすでに詳しい情報は流れているのでしょうか?
Posted by ふぇでり子 at 2009年10月15日 22:17
ふぇでり子さん!また飛びあがってしまう凄い情報ですね!!!!

amazonで出たら絶対欲しいです!
2つも朗読がはいってるなんて(^O^)/
毎日チェックせねば!でも判ったらまた教えてください^^;

はーやさん、ご存じでしょうか?
Posted by フェイユイ at 2009年10月16日 00:27
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