映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年10月18日

『ハイ・フィデリティ』スティーヴン・フリアーズ

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High Fidelity

これもティム・ロビンスはほんの僅かの出演でしかも相当キモイ(そういうつもりじゃないのかな)役であった。本当の意味の友情出演なのかもしれない。

ジョン・キューザックとは何故かこれまで(多分)縁がなくてじっくり彼を観るような機会がなかったのでこれが初なのだが、この作品の彼を観て「この人いいな」と思わない人がいるんだろうか。
ヲタクでいつもふられてばかり、という役としてはちょいとハンサム過ぎる気はするが、でも観てると「ふられるのもなんとなく判るなあ」と思ってきてしまう。本人は自分をいい人間だと思っているんだが女性から見ればちょっとずつずれている奴なのである。もし自分が男だったらふんふん判る俺も同じ、みたいな共感をしてしまいそうだ。でもこの主人公はそのまんまでいいやというダメオじゃなくて自分が彼女をどうして傷つけていたのか、これからどうしたらいいか、ってのをきちっと解決していくという随分前向きヲタクなのである。

音楽が大好きで自分の感性に自身があるが為に趣味半分兼ねて経営している中古CDレコード店も半分利害抜き半分はやっぱり利益欲しい、という感じである。二人の店員も主人以上のマニアで何かと3人の意見がぶつかるのがおかしい。
私はとても音楽マニアとか言えるような人間じゃないけど音楽マニアに凄く憧れていてクラシックは抜きにしても音楽関係はなんでもござれと語れる人になってみたい。系統立てて話したり色んな裏話を知ってたりこれが好きならこれもいいよと勧めてみたり。キューザック演じるロブもいいけど他の店員二人が実に楽しそうで羨ましくなってしまうのだ。
いつもながら凄い迫力あるマニアのジャック・ブラックの激しい語り口が楽し過ぎるのだがもう一人の大人しめのマニアくんも捨てがたいいぶし銀的魅力がある。同じようにマニアックなお客の女性といい仲になってしまうという展開も楽しい。
このレコード店って映画の為に作ったものなのか、中古レコード店ということでどこか侘しげな佇まいであるしこじんまりとした空気がなんともよいのである。

主人公が語りかけてくる式の構成も判りやすいし、マニアックなこだわりも楽しいし、電話魔になったりホントに情けない男全開の奴なんだけど共感してしまうのだよねえ。
前向き人間になるのはいいがあこのヲタク感覚は無くさないでいてほしい。

ティム・ロビンス探求としてはまたまたちら観で終わってしまったが長髪で物凄く嫌らしいティムを観れてよかった、かな。
次回はティム・ロビンス監督でジョン・キューザックが出演している『クレイドル・ウィル・ロック 奇跡の一夜』を観ようと思っている。製作時期は本作の方が後になるのだが。

監督:スティーヴン・フリアーズ 出演:ジョン・キューザック イーベン・ヤイレ キャサリン・ゼタ・ジョーンズ ティム・ロビンス リリ・テイラー ジャック・ブラック リサ・ボネ ジョエル・カーター
2000年アメリカ


posted by フェイユイ at 00:16| Comment(5) | TrackBack(0) | ティム・ロビンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジョン・キューザックをいいなと思わない人っているんだろうかー。なんかわかる気がします。彼の選ぶ作品って信じられる…という感じもあります。どこかウソをついてない人間性が感じられるというか。

若い頃はかわいすぎて、線が細すぎて、この人年取ったらどんな風になっていくんだろうーって思ってましたが、彼も二十台後半とかはじっくりと時間を待ってた時期があったような事を聞きました。

いぶし銀風マニア君が似たもの同士みたいな彼女をゲットしたときホロリときました♪
Posted by はーや at 2009年10月18日 00:28
ジョン・キューザックはホントにこれが初めて(実は出演作品少し観てはいるけど意識してなかった^^;)なのでこれからじっくり観て行こうと思ってます。好きになるの遅過ぎですが^^;

この作品は凄くよかった!すべてのヲタクに捧げたい作品ですね。私もいいヲタクになろうと思います(笑)

はーやさんはやっぱり細身好きなんですね(笑)
Posted by フェイユイ at 2009年10月18日 00:48
すいません大のジョンC好きフランです^^;まさかフェイユイさんがご覧になることになるとは!ティム繋がりでね〜。
ジョンは多分フェイユイさんの好きの範疇には入りにくいタイプの予感?(笑)がしますがジョンは作品的にいいものを選んでるので面白い発見があるかもですね。多分フェイユイさんが好きなのではないものを私は好きだと予想。『セレンディピティ』なんて実は大好きですよ。『狂っちゃいないぜ』もなかなかグーです!これは邦題が酷すぎです。ジョンみたさで『シンレッドライン』も観れたし。この『ハイフィデリティ』は買って棚に飾ってあり。^^;でも一番好きなのは『最高の恋人』・・作品としてどうこうというより単に、この作品での役柄のジョンが、タイプなのです・・(笑)
Posted by フラン at 2009年10月18日 20:58
御明察(笑)確かに好きなタイプ、ではないんですよねー。何故ワカリマシタカ?
ずーっと観ようと思ってて観てないのが『マルコヴィッチの穴』今度こそ観ようと。

でもほんとに本作は楽しかった。キューザックはうまいなあって感じでした。
Posted by フェイユイ at 2009年10月19日 00:04
この『ハイフィデ』はオタク感が堪らないですよね〜。あのお店イイデスヨネ〜(憧)おまけに店主があんな好みの彼(ブラックではない・笑)だったら私通いつめちゃうな〜^^;でも彼には恋人がいて、イロイロ悩んでいる。またこの悩み方がうじうじで、それを鑑賞者にカメラ目線で訴える、なんて作品だから一歩間違えば全く鼻持ちならナイ一人勝手なものになるところを、フリアーズ監督の手腕と圧倒的演技の(ホメすぎ?^^;)ジョンによって可愛らしい作品に仕上がってる。ジョンにはどこか清潔感があるからかもしれない。ジョエル・カーターですか大人しい彼も面白かったが何といってもジャック・ブラックの歌の上手さに痺れました。彼は凄い◎〜そういえばこの作品でティムさんを初見だったのですわ!と今気付きました^^;〜ジョンをフェイユイさんがタイプじゃないだろーというのは、つまり私がティムさんにはジョンに感じるようなエロス的パンチ(笑)を感じないからです。いえ!ティムを嫌いでは無いんですよ。^^
長くてすいません。『マルコビッチの穴』は私は全然イマイチでしたが,好きな人は好きのようです。意外とフェイユイさん好きかも。そして失念してましたがフリアーズ監督の『グリフターズ−詐欺師たち−』は私がジョンCを好きになった作品で,内容も素晴らしいです。ちょっとアネット・ベニングが頑張りすぎ感強いですけど。(笑)
Posted by フラン at 2009年10月19日 08:06
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