映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年11月07日

『アナポリス/青春の誓い』ジャスティン・リン

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ANNAPOLIS

ジェームズ・フランコ観賞で観るのなら思い切りじっくり観れるし、設定物語も特に気に障るような嫌な部分はないので楽しんで観れるのだが、ほんとアメリカ映画って最初にジャンルありきで型どおりに作っていくのだろうなあ、と思わされてしまう。
規格外の男が士官学校へ入って厳しく鍛えられ友情を深めるという軍隊ものお決まりの展開なのは判るが入学前に酒場でからかい半分で知り合った女性が士官学校の教官だったって、『トップガン』の設定とそのまんま同じというのはあんまりすぎる。しかも『トップガン』のケリー・マクギリスと違いこちらの彼女はしごかれたはずなのにも関わらず物凄く細身で小柄で痛々しいくらいなのでいまいちピンとこない。マクギリスの方は役的にはあんなにたくましくなくてもよかったのだが、本作の女性教官こそあのマッチョさが必要だったのにねえ。
彼女とのセクシー場面があるわけでもなく彼女自身があまりエロティックでもないし何故彼女が必要だったのか判らない。まあ、こういう映画には一人こういう女性の存在があるべきというアメリカ映画としての必然性だったわけであろう。

とにかくフランコ目当てとしてはちょっと出だしのちょいぐれた風のフランコから士官学校で次第に揉まれていっちょ前になっていく過程を楽しめばいいんだろう。
それにどうやら本作の目的は士官学校内で行われるボクシング大会にあるようだ。
元いた工場ではいっぱしのボクサー気取りだったフランコ=ジェイクが士官学校の教官であり無敵のボクサーであるマット・コール(かっこいい)と戦うまでの過程が見どころなのである。
しかし同室の黒人くんがでぶっちょすぎてダイエットしてんのに細身のジェイクはコールと同じヘビー級になろうとバターやお菓子をドカ食いするって言ったってほんとに85キロにもなったんかなあ、信じがたい。
アジア系のルーの存在も不思議で(一見どう見たって悪い人に見えないのに)最初はジェイクを目の敵にしてるみたいでボクシング試合ではジェイクを甘く見過ぎてノックアウト(そんなバカな)その後突然親友の間柄に。マゾか。一番変てこな役回りだったと思う。
親友だったでぶっちょ黒人のナンスとも最後は尻切れトンボだし、工場の友人との話も宙ぶらりんだし、当たり障りのないような映画なのだがどれもこれも中途半端なんだよねー。
それでもむかっ腹を立てるほどもなくそんな怒ってもしょうがないような感じでむふふんとフランコを眺めているのが一番正しい観賞なのかもしれない。
話が話なんでいまいちあの魅力的な笑顔の効果も薄れるようだが、今回は鍛えられた肉体をかなり頻繁に披露しているということなのだ。
キュートでございました。

本作の製作年2006年って彼は『トリスタンとイゾルデ』『フライボーイズ』もあるのだ。大変忙しい年だったのだね。どれも剣士・兵士という役。私的には『フライボーイズ』は大好きで秀作と言ってよい作品だ。『トリスタンとイゾルデ』も佳作と思うが本作はちと評価に困る。
役としても私は『フライボーイズ』の時が一番良かったなあ。

監督:ジャスティン・リン  出演: ジェームズ・フランコ タイリース・ギブソン ジョーダナ・ブリュースター ドニー・ウォルバーグ チー・マクブライド シャイ・マクブライド ヴィセラス・レオン・シャノン
2006年アメリカ


posted by フェイユイ at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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