映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年11月25日

『刑事コロンボ』完全版 Vol.1 「死者の身代金」リチャード・アービング

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Columbo Ransom for a Dead Man

おお、昨日観た『殺人処方箋』に比べ格段にコロンボがよりそれらしくなっている!髪がもじゃもじゃになりコートもこころなしかくたくたに。そして昨日コロンボのイメージでないほどの切れ者で横暴な態度が改善され、ますますくたびれ果て棒にも箸にもかからない男な感じがよく出てきた。

物語としても『殺人処方箋』の共犯者を騙して、というのより一人で企て決行という女性弁護士の才媛ぶりが際立っていて自分的にはこちらが面白かった。
飛行機を操縦するというアクションあり、最新型の電話機ありで楽しめた。と言っても弁護士さんが電話機の説明をするのはちょっとねえ。せめて他の人が「こういうのが今ありますよ」ということにした方がいいような。
変に思ったのはどうして義母と継子を同じタイプにしたのか、まあ、殺された男性が結局同じタイプが好きだった、つまり継子の実の母と2番目の妻も同じタイプだから好きになったのだ、と言えなくもないが、この場合は本気の恋愛ではなく騙されたようなものだという説明があるのに同じような体格で赤毛で繊細な顔つきで実の母子かと思ってしまったよ。
昨日の作品もそうだったが、70年代の服装やインテリアのデザインを見るのも楽しい。弁護士さんの髪型なんて峰不二子みたい。
吹き替えでおや、と思ったのはコロンボが空港で継子の見送りに来ていた弁護士さんとカフェで話す場面。弁護士さんがシェリーを頼み吹き替えではコロンボがグレープジュースと言ってるのだが、原語では「ルートビア」と言っているのだね。確かに映像だけではグレープジュースのようにも見えるのでまったく疑問は抱かないはず。なのに私が疑問を抱いて確かめたのは単に「グレープフルーツジュース」と聞き間違えたからで物凄く勘が鋭かったわけではない。
言語だと自分がシェリー=酒を頼んでいるのにノンアルコールもしくはごく軽いハーブ飲料を頼むコロンボを野暮ねえと笑っているのだった。

詳細に考えるとミステリーとしての疑問が色々でてくるわけだが、未成年かそこいらの娘にあんな危険な演技を頼むのはどうなのだろう。いくら空砲だからって少女にピストルを撃たせるなんてアメリカってやはり違う国なんだなあ。ピストルを向けたってことで弁護士から殺されてしまうかもしれないのに。

コロンボはチリコンカルネが大好物のようでクラッカーを砕いて入れて食べるのだが、私は食べたことがないせいか、見た目的にどうも不味そうに見える。もし食べてみて美味しかったらヨダレもの、になるんだろうか。どうも苦手そうな気がする。

監督:リチャード・アービング 脚本:ディーン・ハーグローブ 出演:ピーター・フォーク リー・グラント
1971年アメリカ パイロット版


posted by フェイユイ at 22:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 刑事コロンボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
〜チリ、美味しいですよ〜◎コロンボで私も知った食べ物です。細部が楽しいのですよね!本当、峰不二子だぁ(爆)70年代のファッション面白すぎ。若い彼女もなんだかスゴイ格好だったような。綺麗なヒトなのにダサさ丸出し?みたいな感じで。
この作品は確かまだパイロット版といって、シリーズ化前なのですよね。なんかオンナって恐ろしい、て印象。。(笑)
Posted by フラン at 2009年11月26日 20:17
チリ、美味しいですか(笑)どうも食わず嫌いで慣れたものしか食べないせいでいけません!いつか挑戦しよう!

ちょっと昔のファッションってどうしてこうおかしく思えるんでしょう。その当時はかっこいい!いかしてるう!と思ってたはずなのに。

アメリカのTVってこういうパイロット版で視聴者の評価を確かめて作っていくんですよね?コロンボが先日のとかなり違うのでおかしい。映画だって試写会の評価でラスト変えたりとか?みんなで作っていくんだ(笑)

今だと女性弁護士当然のように出てきますが。この時はコロンボが「女性の上司によく従うね」みたいなことを彼女の男性部下に言うんですよ。わーまだ差別的!と思いました。その部下は「うちの先生は女性でも凄い能力のある人です」って反論して。ちょっと好きになった(笑)
Posted by フェイユイ at 2009年11月27日 00:43
「女性でも」ってすごいですね(笑)〜現代は、思ってても表立って言えない。この作品が1971年なのですね。アメリカのウーマンリブ運動盛んな頃かしら。
Posted by フラン at 2009年11月27日 08:19
Wiki見たら70年代初頭と書いてあるからまさに、なのでしょうか。
しかしウーマンリブって言い方自体懐かしい(笑)ですね。
勿論日本語訳で聞いてるわけですがこういうとこにもドラマの時代性の面白さって見えてきますねー。女がのし上がっていくには嫌いな男とも結婚し殺害する。弁護士として才能があって飛行機まで操縦できる優秀な女性でもそこまでやんないと、っていう話が生まれてしまうんですねー。
Posted by フェイユイ at 2009年11月27日 19:59
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