映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2009年12月29日

『刑事コロンボ 完全版 Vol.11』「第三の終章」

今回のドラマは凝りに凝ってる。昨日のがコロンボシリーズの定番なら今回はその定番をわざと壊してみせた、ということなのか。
何しろ犯人グリーンリーフは殺人を他の男に実行させながらあえて自分が被害者を殺害したのだと警察に想われるように仕組んでいいくのである。動機、殺害したピストルなど様々な面でグリーンリーフが犯人だと指示している。他の犯人ならとんでもないやり方だが、あえて危険を冒したうえで実は彼が事件当時、泥酔して自動車事故を起こしていたことが事故の相手の保険請求により判明する、というような状況を作っておいたのだった。
いつもなら何とか犯人と思われないような余計な説明をする犯人がここでは自分から自分が犯人かもしれない、と言いだすのだから、シリーズ中でも本当に肝の据わった犯人である。
コロンボはいつも通り彼が犯人だと直感で判ったのだと思うのだが、他に類のない彼の恐ろしい計画性にさすがのコロンボもやや戸惑う時もあったのだろうか。としてもやはりコロンボはまず直感で犯人を見つけてしまっている、というのは事件の翌朝、変える必要もない現場のドアのカギを付け替えてしまっているのが犯人の動きを読んでいる証拠なのだろう。
ところで間違っているかもしれないが実際に手を下した男エディ・ケーンは事件後グリーンリーフに「歩いて中に入ったよ」と言っているのだが彼はその言葉を聞いてなかったもしくは理解してなかった(もしくは日本語訳と原語が違う?)のだろうか。あの場面でその台詞を理解していたらコロンボの罠である鍵をエディのキーホルダーにつけ足りはしなかったはずだが。
しかもこのコロンボの罠はなんとなくやり過ぎの気もするのだが。実際の警察がこんなことを仕組んだりするんだろうか。
最後に決め手となった先週ラストシーンが変更になったばかりなのにグリーンリーフが仕組んだ「数年前に書かれた偽の原稿」にその変更された最後が書かれていた、という矛盾であった。これだけでもよかったんじゃないか。
完全犯罪を計画した、という自信満々だったグリーンリーフがぺしゃんこになってしまうちょっと滑稽なラストだった。

今回のコロンボもちょっとかっこよく見えたよ。どういうことかな。
アップがばんとあって目が素敵だった。
おかしかったのは高級レストランに被害者の関係者がいたのでコロンボが事情聴取に入ったところ食事を促されたので喜んだものの、御上品なメニューばかりでピンとこないで結局好物のチリコンカルネを注文してウェイターを大いに困らせる。しかもケチャップを要求した。
実に傑作で愉快なんだけど結構うまかったらしい。昔我が家でちょいと贅沢して高いレストランに行ったらメニューが大人っぽくて妹が何も食べきれず仕方なくたったひとつ食べれそうな「カレーライス」を注文した。コロンボと違って味が高級過ぎて食べきれなかった。勿論値段は高かった。貧乏人って高級な味が駄目なのだよね。
関係なかったけど。

監督:ロバート・バトラー 脚本:ピーター・S・フィッシャー


posted by フェイユイ at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事コロンボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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