映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年01月06日

『ロング・グッドバイ』ロバート・アルトマン

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THE LONG GOODBYE

これもずーっと観ねばと思いつつ今頃になった、という作品。猫が出てきていつもと違うキャットフードにそっぽを向く、と言う場面があると聞いて是非観たいと思っていたのだ。
その場面は冒頭からであった。真夜中3時お腹がすいたと言う猫の鳴き声に置きだしたマーロウは買い置きが切れていた為に缶詰を買いに外へ出る。
という出だしなのだがこれがなんとも倦怠感溢れるものでなかなかいい。
とはいえその調子が最後まで続く映画なのである。エリオット・グールドが演じるマーロウはほどよく男っぽくて軽みもありハードボイルドアレルギーの私にとっても非常に魅力的であったが、これを若い時に観てたらさすがに退屈したかもしれない。今はこういうまったり感が凄く好きでいい時期に観たのかもしれない。

アルトマンらしい、というのか気取るほどかっこつけているわけでもないが、昔風に煙草を加え続け、話す時も煙草の脇から声を出す、といった具合。マーロウの住む向かいの部屋にはこれまた時代を思わせるヨガに夢中の娘たちが裸で身をくねらせている。自我を解放しようとしている、っていうのか。
作品は音楽と共にゆったりとした感覚で流れていき、派手なドンパチなどはなく極めてオフビートなハードボイルドなのかもしれない。
女を口説くシーンはなく猫にかまけているシーンだけなのだ。
うーん、でもやっぱり早く観るべきだったのだろうな。こんなに早くにハードボイルド破りのハードボイルドがあったのだから、
これを観てたらこういう感覚の私立探偵もの、ってよいなあ、などと今更思ってしまった。

猫は慣れたものしか食べないのだよね。元の缶に詰め直したって(ぷっ)無理なのだ。

監督:ロバート・アルトマン 出演:エリオット・グールド ニーナ・ヴァン・パラント スターリング・ヘイドン ヘンリー・ギブソン
1973年 / アメリカ


posted by フェイユイ at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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