映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年01月21日

『刑事コロンボ 完全版 Vol.21』「美食の報酬」

Murder Under Glass

昨日は珍しく記事を書かずに今日は記事3本。しかも全て『コロンボ』何事、というようなことでは全くなく(何て誰も疑問に思ってないって)昨日弱ったことにインターネット接続ができなくなってしまい、却って時間が余った為に『コロンボ』を2作観てしまうはめに。だもんで今夜は今日の分まで含めて3記事書いてるわけなのである。

さて本作、なんと『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督による演出である。
『羊たちの沈黙』と本作の共通点は「美食」つまりレクター博士は最高の美食家であったってことなのだよね。
思わずうっとなってしまいそうである。しかも本作も日本が絡んでくるというのが『羊たちの沈黙』をさらに連想させる。と言ってもデミが監督したのは1話目だけだから彼とは関係ないが。

しかしやはりそれでも共通項はあるやもしれない。究極の美食、と殺人者の気取った言動などが。

今回のコロンボ警部は美味しいモノづくめでしか自分でも料理の腕を見せてくれる。どうやら多趣味の奥さまは料理だけは苦手で亭主をおだててごちそうを作らせるということらしい。最後にコロンボが作る牛肉料理美味そうであった。

それにしても殺人に使われる毒がふぐの毒とはねえ。日本人なら誰でも毒、というと真っ先に思い浮かぶ毒の一つだと思うがアメリカ人にとっては特別詳しい人でもなければ思いつくものではない、というものなのだろうか。
犯人とふぐ料理を食べる日本人役であのマコさんが登場している。犯人の恋人役の女性が「松竹梅」と書かれたハッピを着てるのは御愛嬌。取り敢えずいい方だろう。芸者さんたちは何とも言えないが。

犯人役のルイ・ジュールダンがハンサムだし、美味しそうな料理がたくさん出てくるし、コロンボのイタリア語だとか料理の腕前だとかの見どころもあり、被害者の甥っ子が可愛いけどやたら落ち着きがないのが面白かったりコロンボが小さい頃住んでたイタリア人街の横が中華街でコロンボは餃子ばかり食べてたという逸話だとか(あの時食べたのはシューマイみたいだったけど)色々楽しくはあるのだが、肝心の本筋であるコロンボ対殺人者の対決にはさほどの妙味はない。確かにコロンボは犯人に会って2分で容疑をかけたのだろう。
いかにもな展開だし犯人も胡散臭すぎるんだもの。
犯人の最後の台詞「あんたは料理人になるべきだった」コロンボは腕を褒められて喜んだようで実はコロンボが料理人になっていたら私は捕まらずにすんだのに、というダブルミーニングがあるのだよね。

物語自体には深みはなくてやや軽過ぎたかなあ、という印象であった。

監督:ジョナサン・デミ 脚本:ロバート・バン・スコヤック 出演:ピーター・フォーク ルイ・ジュールダン
第7シーズン1977〜1978年アメリカ


posted by フェイユイ at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 刑事コロンボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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