映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年01月23日

『刑事コロンボ 完全版 Vol.22』「攻撃命令」

How to Dial a Murder

心理学者とコロンボの対決。ドラマ中コロンボが犯人に対し「あなたにはがっかりしました。心理学者なのに手がかりを残しすぎる。簡単な事件でした」これはコロンボがあえて言った意地悪な言葉でそうそう簡単な事件であるはずもないがコロンボがスルスルとたやすく事件を解いていくのでそう見えるだけなのではないだろうか。絶えず人の心理を突こうとするコロンボと心理学者の犯罪はむしろ波長が合ってしまったのかもしれない。
そう言えば今思い出したのでここに書いてしまうが(前回だったか?少し前の事件だったが)コロンボが力説して「理由なき殺人とか言うが実際は必ず理由がある。私は犯人の動機を寝ないで考えてしまうのです」みたいなことを話していたのだがそれこそ最近の殺人事件には理由なき殺人、と言われることが多くなった。これらの事件にもコロンボは動機を見つけることができるんだろうか。もしかしたらコロンボにならできるのかもしれないが。

ところで今回の事件は愛犬家には拒否反応を起こさせてしまうのではないか。罪もない犬たちに殺人を犯させしかも保身のために自分の犬(主人に忠実な心を捧げている彼らにだ)を殺してしまおうとする。確かにコロンボの言葉ではないが、がっかりさせられる犯人である。(犬にチョコレートを食べさせようとしたらコロンボに邪魔され自分で食べてしまったので驚いたが、これは毒入りチョコレートということではなく、チョコレートそのものが犬には中毒を起こさせるのだと後で知った。(キシリトールがいけないっては聞いてたが)本当に酷い奴だ!)
この男は妻と友人と犬と彼に好意を寄せている若い女性に対しても冷酷な仕打ちをする。その上、手がかりだらけのお粗末な殺人者ではどうしようもない。
同じ演出家によるものだが昨日の作品も今回のもコロンボにたやすく見破られているのだが、物語の印象が全く違うのは脚本の力のせいだろうか。

それでも「キーワード」という題材はなかなか面白いものだった。
以前にも催眠術をかけてキーワードによって人間を動かしてしまう、という話があった。魔法は言葉によって掛けられるものだがまさに、である。

監督:ジェームズ・フローリー 脚本:トム・ラザラス 出演:ピーター・フォーク ニコール・ウィリアムソン
第7シーズン1977〜1978年アメリカ


posted by フェイユイ at 22:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 刑事コロンボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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攻撃命令
Excerpt: 電話を使うトリックは、「5時30分の目撃者」でもありました。あのときの犯人は精神科医で、今回は心理学者。なんとなく似ている感じです。実行犯の犬が処分されなくてよかったです。
Weblog: 映鍵(ei_ken)
Tracked: 2010-03-29 17:34
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