アレク以外の映画を観る気がまったくしないので今夜はブログいじり。
まだたった一作しか観てないのにどうしたことだろう。というかこの一作だけかもしれないんだけど(わわ、こういうこと言っちゃいかん)とはいえ、この一作だけでも私には充分すぎるほどの魅力なのである。
昨日も結局また『チェチェン・ウォー』観てたのだけど、久しぶりに(かな?)残虐なアクションものを観てやはりこういう映画に惹かれてしまう自分に気づいてしまったりとかもあったのだけどアレクセイの魅力だけでなくバラノフ監督の暴力の演出ってかっこいいのだよね。
映画としても凄く好きな仕掛けが色々あって主人公のロシア人イワンと彼に助けを求めるイギリス人ジョンが同じ名前であるとかね。
それにしてもバラノフ監督『ロシアンブラザー』ではアメリカ人を貶めていたのだがここではイギリス人。まったくもう登場するイギリス人ジョンはここでは極めてイギリス的に描かれながらかなり惨めな存在として描かれてしまう。
捕虜にされても恋人のマーガレットをひたすら守り続ける様子はイワンが言うように紳士的なのだが、何故かマーガレットはジョンに愛想をつかしてロシア人将校に恋心を抱くのである。
ジョンがマーガレットを救う為に故国へ帰って必死で金を集めるのは立派だがここでTV局から金を出す代わりにドキュメンタリーを撮って来てくれ、と頼まれる。ジョンは約束通りマーガレットを救う為にチェチェン軍の基地に入る時などは頭の上にカメラを乗せて跳びこんでいく。根性があると言えばそうなのだがイワンから見ればあまりに商業的過ぎて呆れてしまうのだ。またこれはドキュメンタリー映画が得意なイギリス人を皮肉っているようにも取れる。
あ、また映画の話に夢中になってしまうな。
ここではもっとアレクの話をしたいのだが。
これは監督の演出なのか、彼自身の動きなのか、まだ判らないのだが彼の仕草、体の動かし方が素晴らしく綺麗で見惚れてしまうのだ。
煙草の吸い方が酷く素敵なのだが、とにかく最初から最後まで戦っている時も歩く時もそれがないと生きていけないのかと言うくらい吸いまくっている。そのくせ顔はまだ幼くて実年齢はこの時20代前半だと思うのだがまるきり子供みたいな表情である。これはバラノフ監督『ロシアン・ブラザー』の主人公のセルゲイ・ボロドフも同じで監督はこういう童顔の青年が恐ろしいほど強い、というのが好きなんだろう。どちらも冷酷、と思えるほど徹底的な暴力をふるう。セルゲイの時は女性との交流もあったがここではまったく彼に恋人がいるような描写がない。それで余計に少年のような純真な姿に見えてしまう。それはちょうど同じロシア映画で本当に大好きな『ぼくの村は戦場だった』の男の子観たいに思えてきてしまうのだ。(少年、というと今でも真っ先にあの少年が思い浮かぶ。少年ゆえの残虐さ、ともいえるのか。心が震える美しさだった)
アレクの画像をあちこちから拾おう、と頑張ったのだが大体自分がそういうのが苦手なんであるが、それでも少し集めてみると映画とは全然違う、それでいてやっぱり可愛い純朴そうな感じである。

なんだか裸のもあって恥ずかしい気もするんだけど、やっぱりこういうのはないといけないのかな。

上を向いてキスをするのが可愛い。

セーラー服もキュートです。

抱きしめたい愛らしさ。

でまた脱いでます。

恥ずかしくてうつむいてしまう。

こういう感じがいいなあ。

まだまだ一部ですが。
ってこれ私しか楽しんでないか。
いいけど。
明日からアレク映画、少ししかないけど観ていくよ。
楽しみでうずうずする。
『チェチェン・ウォー』でのアレクの声も好き。声もまだ少年ぽいの(笑)ちょっと高め。
ロシア語の発音も心地よいなあ。
それとジョンと話す為に本作では殆ど英語で会話がなされるんだけどカタコトの英語がまた可愛くていいの。たまんないなあ。
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