映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年05月14日

『グラディエーター』リドリー・スコット

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GLADIATOR

なんだか突然の『グラディエーター』である。前から気になってなくはなかったのだが、監督並びに俳優陣も絶対と言うほどでもなかったので延び延びになってしまった。
観てしまった感想としては非常に丁寧に作られているとは思うのだが、設定とストーリーがまるで古代ローマ物語の教科書的構造で全部知っていた話をもう一度観てるみたいだった。目玉は何と言っても主役ラッセル・クロウのベアー系の魅力であろうしそこは私も納得だったのではあるが、ホアキン・フェニックスのコモドゥスが憎らしすぎて印象としては彼の方が勝ってしまうかも。また史実的にはコモドゥスって映画とは真逆でハンサムで民衆や軍隊から厚い支持を受けてたらしいしおまけに姉とは近親愛どころか反目しあってるみたいだし全然違うのだ。つまりやっぱりいかにもの古代ローマ風の発想、近親相姦だの暴君だの、という設定にせねば主人公のかっこよさが引き立たなくなってしまうから、の設定になってたのだ。
私としては安彦良和『我が名はネロ』みたいにホアキン皇帝とラッセル・グラディエーターのアブナイ関係みたいな方が喜ばしかったけどそれは無理であるか。
でもアメリカ・メジャー映画であるにも拘らず結構同性愛やら少年愛っぽい雰囲気もちょこちょこ醸し出されていたようには思える。
おまけに何度も「父・前皇帝があなたを愛した」とラッセルに言う台詞があるのでやはりそういう関係だったのかなー皇帝ベアー系だったのかなーと妄想してしまう。しかもこの作品、何故か女性っ気が物凄く乏しい。ラッセルの奥さまはイメージ映像のみだし、ヒロインは皇帝の姉君のみ。子持ちだしそれほどいかがわしい場面があるわけでもなく、他の綺麗どころはまったく登場しない。物凄く抑えられた形ではあるがまだしも同性愛的な箇所が感じられる。とはいえ抑え過ぎてて騒ぐほどでもなく。田亀源五郎『ウィルトゥース』を期待しても駄目だったかしらん。

色々書いたけどでも結局この作品はラッセル・クロウにグラディエーターの格好させて楽しみたかっただけ、っていうものではないのだろうかねえ。元老院役にデレク・ジャコビが登場するし。

監督:リドリー・スコット 出演:ラッセル・クロウ ホアキン・フェニックス コニー・ニールセン オリバー・リード リチャード・ハリス デレク・ジャコビ ジャイモン・フンスー トーマス・アラナ
2000年アメリカ


ラベル:歴史
posted by フェイユイ at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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