映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年06月03日

『パリ・オペラ座のすべて』フレデリック・ワイズマン

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Le Ballet de l'Opera de Paris

時々登場するバレエ観賞記事。何しろダンサーについてもバレエそのものについてもその世界についても無知なので感想を書くのは冷や汗ものなのだが、観るのだけは好きなのだよねえ。
バレエ作品そのものもDVDにはなっているのだがレンタルで観れるのはドラマになったものか、こういう練習風景と舞台を織り交ぜたものが殆ど。と言っても自分は練習風景が好きと言う輩なので決して嫌ではない。そりゃちゃんと通しで観てみたいという願いはあるけれど(購入する資金がないだけ)

さて本作、なんともたっぷり160分間、パリ・オペラ座における練習風景とスタッフ陣の会議・運営の模様、舞台の様子などを観ることができる。
この作品も淡々とダンサーやスタッフたちの姿を映すのみ、というスタイルである。一体どうやってカメラに収めたものか、撮影隊の姿をまったく感じさせない。そこにいて観ているかのようだ。
演目は『くるみ割り人形』『メディの夢』『ベルナルダの家』『パキータ』『ロミオとジュリエット』『オルフェオとエウリディーチェ』などクラシックからコンテンポラリーまで様々な踊りの振付を懸命に練習或いは舞台で披露する。
私が一番気になったのは『ジェニュス』という独特な振付のバレエでこれだけはもっとよく観たいのに!と不満になってしまった。冒頭近く男性ダンサーが二人で絡み合うような踊りに奮闘している場面からどっと惹きつけられてしまった。他にも男女の踊りもあり、最後はこの踊りで幕を閉じる。
跳躍がないのだがとてもエネルギーを感じさせる踊りなのだ。

会議の内容やスタッフとダンサーの会話なども織り込まれており楽しめる。
練習風景が好きなのは舞台よりダンサー達が近い位置で観れることだ。表情や息遣い、美しい体の線がはっきり判る。振付家たちと試行錯誤しながら踊りが創作されていく過程を観ているのが楽しいのである。
見惚れるような腕と脚を眺めているだけでもいいんだけど。

ポワントで歩く姿は何度観ても信じられないほど美しい。

監督:フレデリック・ワイズマン 出演:ジェレミー・ベランガール ニコラ・ル・リッシュ マチュー・ガニオ マリ=アニエス・ジロ エミリー・コゼット オーレリ・デュポン ブリジット・ルフェーヴル
2009年 / フランス/アメリカ


ラベル:バレエ
posted by フェイユイ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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